サニトラA型ヘッドバルブガイド周り加工
garage nakamuraです。
先日、アップしたサニトラA型ヘッドのバルブガイド周りの加工のお話です。
最初はそのまま使用するつもりで、洗浄や各部の計測の為にバルブ周りをばらし出してシミジミ眺めていたんです。
で、見つけてしまったんですね。
バルブスプリングシートの載る面なのですが、何か変ですよね?
4箇所の内で2箇所だけがちょっとカーボンが付いていますね。
もちろんまだ洗浄していません。
これは何でだと想います?
カーボンが付いているのはインテーク側だけです。
これは、燃焼ガスがバルブガイドを通り越えてここまで上がって来ているからですね!
ガイドの材質もノーマルのままなのですが、ポート研磨でガイド周辺の肉も綺麗に削って有る為にガイドの長さが短くなってしまっていますし、
レースのレギュレーションで材質変更は禁止ですからノーマルよりもクリアランスも詰められませんし、ポート壁に沿って削り取ってしまった方が削りやすいし、効率も上がるので...
まあ、当時は皆そんな感じで仕上げていたと想います。
別にココが原因で壊れるわけでもなかったですから...
ただ、今回私が使うに当たって、耐久性も勿論ですが、ビシっとバルブが動くようにしたいし、
何よりも燃焼ガス(爆発じゃ無いですよ、燃焼ですよ!)がココに上がって来たのでは面白く無いので交換しようと...(^^)v
そこでフライスにセットして、平行と角度(A型ですから、バルブ傾斜角は12度ですね)を出して、
ノーマルのガイド穴を少しオーバーサイズにする為にリーマを通す用意をしている時にスプリングの台座部分の高さを確認して見ました。
そしたら、1気筒ずつ微妙に高さ違いのズレが有るんです...(-_-;)
これでは、後からバルブシートカットでシート高さを合わせるも合わせ様が無い訳です。
仮に突き出しで合わせても、バルブスプリングのセットが変わってしまう事になってしまいますね?
ガイド穴よりも先にシート台座高さを合わせるためにエンドミルで削っているところです。
右側が終わって左側が未加工の台座です。
まあ、高さ違いと言っても何ミリも違っている訳では無いんですよ。
0.2ミリとか0.3ミリの違いです。
でも、この差をたった0.2ミリと捉えるのか、それとも0.2ミリも!と捉えるのかは個人の自由だと想います。(^^)
画像は前後してしまいますが、ガイド穴をリーマ拡大するにあたり、ノーマル穴のセンター出しをしているところです。
センター出しが済んだ後にフライスにリーマをセットして拡大している画像です。
今回は、0.3ミリオーバーサイズで仕上げました。
で、その際にガイドは部材からオリジナルで削るつもりなので、ノーマルのCリングストッパーでは無く、
以前RB26のバルブガイドでアップした段付きのガイドが入る様に、広げたガイド穴に追加工しておきました。
今は時間が無いので、まだガイドは作れて居ませんが、後日(いつになるやら、^^;)製作した穴なしガイドを圧入して、
それから、センター出し&リーマ掛けまでご紹介出来たらと考えています。
連絡事項なのですが、先日からお伝えしていますサーバー移転に伴って、
ドメインも移管手続きして居るのですが、まだ完了の連絡が届きません...
アドレスは、変えずにこのブログを続けるつもりなのですが、手続き完了まで数日間アクセスが出来なくなる可能性が出て来てしまいました。
でも、必ず復帰するつもりで進めて居ますので、もし見れない期間が有りましても数日後にアクセスしてみて下さい。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。m(__)m
それでは、この辺で...
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