2012年5月27日 のアーカイブ | garage-nakamuraのいやはや速い!

RB28のクランク使えそうです。

garage nakamuraです。

現在修理中のRB28フルカウンタークランクなのですが、何とか使えそうかな?と言うところまで来ました。

(両隣のジャーナルと比べて頂くと光具合が判ると思います)

子メタルジャーナル5番なのですが、私なりの考えで修正しました。(^^)v


最初に修正を始めた頃は中々変化が出なくて、やっぱりクランク屋さんに依頼して研磨してもらう他はないかな?

と考えて居たのですが、ニスモのメタルを使いたいと考えて居るのですが、

サイズがアンダーサイズで0.04mm(100分の4mm)の物1種類だけしかないんです...


このクランクの熱処理がおそらく窒化処理ですから(メーカーの方には確認していないですが)

それだと深さ的には10μ位(1μが1000分の1mm)となると、たとえ0.04mmの研磨で済んでも熱処理の入っている深さの残りが心配です...


ジャーナルには縦にスジが何本か入っていますし、仮にそれが消えるまで研磨となると?

間違い無く熱処理の層が無くなってしまう事になってしまいます。


すると、もう1度熱処理をしますが、この手の熱処理は1箇所だけと言う訳には行きませんからクランク全体を処理する事になってしまいます。


するってーと、どうなるか?と言いますと、又 熱による歪み曲がりが出る事が予想されます。

研磨、熱処理、曲がり直し...

手間も費用も掛かりますし、何よりそれで良い物になればOKですが、もし駄目な時のことを考えると、難しいですよね?



そこまでするなら私が出来る限度でやれる所までやってみようと先日からシコシコやってました。

やっと0.01mm程研磨が済んだ所で、磨いてみたら?

筋は消えませんが、山なりになっていた部分の鋭角が消えて子メタル部分としては使えるのでは?と言う所まで漕ぎ着けました。


真円度もテーパー度も途中何度何度も嫌になる位測りながら加工したので大きなズレは無く、

5μ位の範囲に収まって居ます。


昔は何度もやった事だったのですが、RB26の純正クランクを使うようになってからは、

その精度の良さにやる気が起きませんでした。

とても気を使うので疲れるんです...笑)<本とですよ。


オーナーさんが遊びに来てくれて、一通り説明をしながら、

取りあえず使ってみましょうか?<駄目そうなら直ぐにエンジン開けます。

と言う事で話が纏まりました。


暫くぶりに磨いたのですが、サイズ的な部分も含めて思っていたよりも上手く出来たと感じています。


昔、直接、熱処理工場に持ち込んで(A型やL型が殆どでしたが)何本も何本も曲がりを直して磨いて磨いて、又 磨いて...

何でこんなに辛い思いをして俺は何をやってんだ?

業者にお願いしちゃえば何の苦労も無いのに...


でも、今こうやって光っているジャーナルを夜中に一人で見ていると、

何だか嬉しいんですね。

初心忘れるべからず!


改めて頑張らなくちゃ!と想いを固めました。

でも、残りが12箇所有るの?と考えると?(こんなに大変では無く軽いですが)

思わずめまいがしそうです...(ーー;)


それでは、この辺で...

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