RB28ヘッド分解点検。
garage nakamuraです。
先日からのRB28のヘッドの分解点検が終わりました。
点検と言っても、洗浄前なので細かい部分の数字はまだ確認出来ていません。
燃焼室の容積とかはカーボンが付いたままですと計測するのも面倒ですし、
今回のヘッドは余り手が入っている物ではないですし、どうせ手直しで燃焼室も形状変更もしないとオーナーさんも気が済まないでしょうから綺麗に洗浄してから気分一新して加工します。(^.^)
このエンジンはセッティングはeマネージのアルティメイトで進めていたのですが、
セッティングしながら各ブースト域で燃料→点火と順番に進めている段階で燃調が終わり、点火時期を決める際にちょっと考えてしまったんですね?
と言うのは、ノックメーターを付けてセッティングしていたのですが、ノックが出てこないんです...
アルテメイトの読み込んでいる点火タイミングと実際のタイミングのズレも何度も確認したのですが正常のようです。
勿論ノックメーターは壊れている訳では無いので、圧縮比はノーマルよりも下げて作られているんでは?と感じていました。
普通だったらトレースノック的なノックの出方になってもおかしくはない点火時期に上げて行っても全然余裕のようです。
ブースト1.5k/cm2まで燃調が済んだら、それから本格的に追い詰めるつもりでした。
点火時期を追い込んで行くと、パワー、レスポンス共に上がって来ますから取りあえず点火時期はマージンをとったままでオーナーさんにも慣れて貰いましょう!
と言う事だったのですが...
オーナーさん立会いの下、分解を始めていったのですが、
ある程度バラシテ行くと?
おや、この乗り方は?と言う症状が見え始めます。
RB26に関しては(20も25も一緒でしょうが私は経験していないので...)ヘッドをバラして行くと、はっきりと乗り方、アクセルの踏み方が判る部分が有るんです。
どちらかと言うと、ゼロヨンやドラッグ的な乗り方、走り方と言えば良いんでしょうかね?
1速、2速、3速とかのギヤ比の低い所でドカン、ドカンと一気にパワーを上げて繋いで行く様な乗り方ですね!
別にそう言う乗り方が駄目と言っている訳ではないのですよ。
そうでは無いのですが、いつもそういう感じの乗り方だと寿命は確実に縮みますから...
その辺の 覚悟?の部分も話し合いながら今後の進め方を検討しました。^^;
エンジンを触りだして間もない頃は、エンジンをバラせば何でも判るんだから!等と言われても?
本とかよ~!そんな訳ね~だろ~?と思っていたんですが、
自分で組んで自分で乗って又バラして...
部品一つ一つをよ~く観察していると?
何となく判ってくるんですね!
逆に言うとそれが判らないと怖くてエンジンは組めませんね?
それでは、この辺で...
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