宮大工(みやだいく)さんの話です。
garage nakamuraです。
皆さんは、宮大工ってご存知でしょうか?
そうです、神社やお寺さんの建物を建てる大工さんの事を宮大工と呼んでいますね。
一般的な家を建てる大工さんよりも修行が大変だそうで、一人前になるのに20年とも30 年とも言われています。
今は人数も減っては来ているのでしょうが、有名な親方の所には毎年々々弟子入りの新人さんが入門して来るそうです。
で、入門して来た人が全て一人前に成れるかと言うとそうでは無くて、途中で挫折して止めて行く人がやはり出てくるそうです...
厳しい修行だそうですからやはり脱落者も出てくるのは何の世界でも一緒ですね。
この、止めていく人、最後までやり通して一人前に成っていく人を、親方は見ていて大体判るそうです。
いろいろなタイプの人が入門して来ますが、大まかに分けて大体二通りになるそうです。
1)もともと手先が器用で新しいことを教えても直ぐに出来る様に成る人
2)手先が不器用で物覚えも悪く中々技術が身に付かない人
どちらもやる気は有って、仕事には真面目に取り組んで居ると言うのは最低条件ですが、
上の2タイプのうちでどちらのタイプが成功する(やり遂げる)人だと思いますか???
答えは 2 の人だそうです!
普通に考えたら1の人だと思いますよね?
手先が器用で物覚えも良ければどんどん技術も上がって行って一人前に成れるように感じます。
片や、2の人のように不器用で物覚えも悪ければ途中で挫折して別の道に変更してしまうのでは?
と考えるのが普通だと思いますね。
宮大工の仕事と言うのは、覚えなければならない技術が沢山有りますが、
当然最初は簡単な部分から入って行きますね。
少しずつ習う覚える技術も難しく複雑な物に成って行く訳です。
その時に1の人は最初は直ぐに覚えられた物が段々難しくて直ぐには出来ない難易度の高い技術になっていった時に我慢出来なくなって来ると言います。
その点、2の人の場合は、最初から中々出来ない訳ですから出来ないなりに努力することを苦痛と捉らえる捉らえ方が1の人よりも高いレベルに設定されていると感じられます。
出来ない自分を真摯に受け止めて出来る様になりたいと、愚直に取り組んで来た人こそ、後から後から出て来る難問に対しても真面目に取り組む事が出来る、その結果、一人前に成れる人が多いと言う事だそうです。
これはどの世界にも言える部分なのではないでしょうかね?
実力と言うのは、弱い自分と真正面から向き合って、戦って倒されて、起き上がるも又倒されて...
それでも起き上がった人に対して神様が与えてくれる 力 なのかな?と思うようにしています。(^^)v
私もこの仕事をしていると、ほんとに たま~に ですが、小さい時から器用だったんでしょ?と言われてる時が有ります。
全然そんな事は無かったんですよ。^^;
出来なくて、出来なくて、判らなくて...
勿論今でも全然出来るとは思っていませんし、器用でもないと思っています。
ただ、経験数が有るからやれているだけかな?と感じています。
素質でも何でも無くて、ただ好きなだけ!出来る様に成りたい!それだけの様な気がします。
今現在、何かに取り組んで居て、中々思うように成果が上がっていない人、
あきらめちゃ駄目ですよ!あきらめたら終わりです!
高校野球で話題になったこの歌ご存知でしょうか?
愛知県の至学館高校と言う学校の校歌で、夢追い人 と言う曲です。
くじけそうになったら聞いてみて下さい。
何か感じて頂けたら、幸いです。
それでは、この辺で...
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。