2010年4月14日 のアーカイブ | garage-nakamuraのいやはや速い!

フロントパイプの画像でブローバイの話?

こんばんわ!

garage nakamuraです。

FCのフロントパイプが大体出来上がりました。

ミッションとの間にウエストゲートのサイレンサーを置く予定なので、ちょっとクリアランスを取りました。


パイプの材質は、今回はアルミナイズ(スチール管)で作りました。

耐熱帯で見えなくなってしまいますし、ステンパイプを買う気に成って、浮いたお金で良質の耐熱帯を買いましょうと言うことで(^_^.)


アルミナイズが現在生産中止なんだとか?偶々材料屋さんに在庫が有ったので、良かったです。



以前使っていた他社製フロントパイプがタービンフランジのところが1回走ると必ず緩むところが有ったのですが、今回は差込部分を2箇所にしたので多分大丈 夫でしょう?

この車はエンジン&ミッションも殆どリジットに近いので、揺れは少ないのですが、振動はどのみち出ますからどこかで逃げは必要ですね!


又、後日作業が進みましたらアップさせて貰います。


さて、昨日の続記きのブローバイ、クランクケースの内圧の話なのですが、

随分と前の話に成るのですが、R31のスカイラインにRB26を乗せたことが有るのですが、エンジンを載せるまでの工程は私のところででは無くて、

他所でやっていた車なのですが、纏まらないと言うことで私が引き受けました。


オイルパンはRB26の物を使いたいと言うことでフロントデフの部分をカットしてドライブシャフトの穴は塞いで有ったので、そのまま載せて、一通り作業が終わって、エンジンも順調に動いているようでホット一安心だったのですが、

ステアリングラックのハイキャスパイプの取り付け部分から床にオイルが垂れるんですね?



ふき取ると垂れてこないのですが、アイドリング調整等をして次の日に床を見ると又、少し垂れている...



あれー?ちゃんと拭き取ったつもりだし、パワステのオイルも全然減ってないし、おかしいな~?と、こんな感じだったのですが、それ以外は調子も良さそうでしたので、ちょっとテストコースで走ってくるかい?と言うことに成って、オーナーと試運転に出かけて来ました。



ECUをMotecにして初めての走行だったので、ブーストも0.5キロ位で回転も抑え目で走って来たのですが、もう絶好調!

私もオーナーも大喜びで、その日はそのまま上がって、次の日に点検でリフトで上げてみたら、フロアー(下回り)がオイルでビッショリなんです!

パワステオイルはOK、じゃあ、エンジンオイルは?と言うことでレベルゲージで確認したら、可也減ってる...



エレメント周りもヘッド周りも異常なし。

何がなんだか判らなくて、オイルを拭き取り、リフトに載せたままエンジンを掛けて様子を見ること数十分...

RB26のフロントデフを切り取った部分の後方部分のところにドリルで揉んだ部分が有ったのですが、どうやらそこから出ているようです!

ぱっと見には全然穴が見えないんですね!オイルも冷えている時には出てこないくらいですから、肉眼では確認出来なかったんですね?



見つけてホットはしたのですが、もうオイルが廻っているので、アルゴン溶接で塞ぐとしてもエンジンを下ろしてオイルパンを剥ぐって洗浄してと考えると1mmにも満たない”穴”の為に悔しくて”たまりまセブン”(ウルトラセブンの従兄弟です)www

載せる前に見つけられなかった私のせいでも有るのですが、加工は私じゃ無いので、複雑です...



結局、オーナーに了解を取って、鉄板ビスをねじ込んで、上からエポキシで塞ぎました。

結局、その後は絶好調で、RB26に関しては、この車でMotecの素晴らしさを教えてもらいました!



あらー!何時にも増して前置きが長くなってしまいましたね~!って、

今までが”前置きかい?”と言う声が聞こえてきそうなのですが、そうなんです。スミマセン!

↑で試運転に行ってフロアーにオイルがベッタリ付いていたことなのですが、

”穴”自体はホントに針先にも満たない位の大きさだったのですが、その大きさの穴から噴出したと言うことは、クランクケースの内圧が結構上がっていたという証拠なんですね?



エンジンは中古だったのですが、その後トラブルフリーで凄い過酷な使い方をしても全然タペットカバーのブローバイ出口からは吹きませんでしたから、そんな正常なエンジンでも僅か0.5キロ位のブーストでもクランクケースの内圧は結構上がるものなんですね?



だから、最高のシステムがドライサンプなんですね?


なんで?と思いますか?あれは、Gでオイルが偏ってストレーナーで吸い上げられなくて云々と言われていますが、
オイルと一緒にクランクケース内の圧力も下げることが出来るんですね!



それが何で良いの?と思うかも知れないのですが、クランクケースの中が負圧に成っていると言う事は、オイルも早くオイルパンに落ちていきますし、クランクやコンロッド、ピストンが高い圧力の中で動くよりも動きやすいんですね?



俗に言うフリクションロスと言う部分で回転が上がれば上がるほど、エンジンに負荷が掛かれば掛かるほど抵抗が増してくる部分ですから、出来れば負圧になっていた方がピストンもスッと下がり易いんです。



普段は何気に気にしていない事柄ですが、実はその裏には隠された大きな事実が...(火サス風) 爆



F1ではクランクケースの内圧は常に負圧で、圧力が上がったとたんに、バーン!とブローすると聞いたことが有ります...

ブローバイを無くす事は現在でもちょっと無理かな?と思うのですが、何とか上手く上がらないようにするにはどうしたら良いか?

上手く解決出来たら、エンジンがホントに気持ちよく回ってくれそうな気がしています。おまけに壊れにくく成るはずなんです。

ずーっと頭の片隅に於いて有ったのですが、最近少しずつ纏まりつつ有る様な感じです。



とこんな変態の話をしたかっただけなのです。

長々読んで頂いて大変ありがとう御座います!!

貴方にとって良い1日となりますように(^^)v


それでは、この辺で...

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