キャッチタンク | garage-nakamuraのいやはや速い!

キャッチタンク

こんばんわ!

garage nakamuraです。

暖かくなったり、寒くなったり、気温が急変してますね!

風邪等引かない様に気を付けてくださいね(^^)v



画像はキャッチタンクです。

FC3S 様に作った物なのですが、
一昨年エンジンが出来上がって、サーキットを走り始めた当初は殆どブローバイが出なかったんです。



ルブリガスも入れているし、エンジンも新しいからかな?と思っていたら、

タイムが上がってくると同時にどんどん噴出す量も多くなってきたんですね!


FCなのでFDとはオイルパンの形状が違うからか?とか、思っていたのですが、

3.7リッター入れても走行後、多い時は0.5リッター位出てしまうことも 有ったりで、もったいないのと、

もし、タンクからこぼれてしまったりしたら、火災の危険性も有るし、他の人にも迷惑に成りますから、何とかしましょう!と 言うことで製作しました。



っ、ちなみによくオイルを変えたらブローバイが出なくなったとか言って出ないオイルが良いと言う人もいるようですが、皆さんはどういう風に考えますか?



私は潤滑性能の高いオイルは噴出して当然だと思っています。(ロータリーでの話です)

それだけ途切れずにくっ付いているという風に捉えています。

硬い、柔らかいの話では無いですよ。

硬くても(年度指数の数字が大きい)粘らないものは沢山有りますから...



話を戻しますが、↑のタンクを作るにあたって、ここで 気液分離をして、ブローバイのガスだけを従来から使ってるタンクに入れてオイルは戻すように作りました。



外から見たらただの筒なのですが、中は3重構造にしています。

サーキットが殆どのオーナーなので、油温は 100℃以上120℃以下の仕様にして有ります。


よく戻すのは気が引けるとか、良くないとか言う人が居ますが、戻さずに油量が足らなくなり、油圧関係(潤滑と言うことです)に支障をきたす方がダメージとして考えると怖いと思うのですが...


実際に使っていて戻していたからメタル&ハウジング類の当たりが悪いなどと言う弊害は全然感じられませんでした。
エキセンなんかピッカピカでしたよ~!(^^)v

何故油温が100℃以上が良いかと言うのがここからなのですが、

ブローバイガスには空気と水分とオイルが(正確にはもっと複雑なのでしょうが)含まれていますが、タンクで気液分離をされた空気だけが本来のキャッチタンクに入って行く訳ですね?


で、水分とオイルが混ざったもの(良くコーヒー牛乳みたいな色のものです)がオイルパンに戻るわけですが、100℃以上に成っていれば、水分は蒸発してしまいますから問題なくなると思っています。

それに、サーキット走行等では、燃え残りと言いますか、ガソリン冷却として使われる燃えない?ガソリンがストリートと比べると多いのです。


その燃え残り的なガソリンがオイルを希釈してオイルの潤滑性能を著しく低下させる原因にもなっているのですね?(オイルにはその辺の性能も要求されてはいるのですが)



そのガソリンもオイル温度が 100℃以上有れば、直ぐに蒸発させてしまえますから、その辺の事も考えて100℃~120℃位でオイル温度を管理してやると良いと思っています。


そんなに高温でオイルは大丈夫なの?と言う人も居るかも知れませんね?

うちで使用してるオイルは全然問題ないのですが、その辺は、油圧計を良く見ながら以前書かせて頂いたブログを見てもらって、判断して頂けると良いかと思います。


余談なのですが、これでもし、オイルが止まらなかったら、タンクのお金は要らないよ!と言って付けてもらったのですが、結果は大正解!!一滴のオイルも出なくなり、無事にお金を貰うことが出来ました!(^_^.)

ロータリーの場合はブローバイ通路などの関係でRB等とはちょっと違うんですね?

明日は、私が経験していまだに悩んでいる?レシプロエンジンのクランクケース内圧について書かせて貰おうと思っています。


それでは、この辺で...

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