2016年2月11日 のアーカイブ | garage-nakamuraのいやはや速い!

RB26のタービンオイル戻し

garage nakamuraです。

RB26シングルタービン用のオイルの戻りパイプ等を作りました。

タービンを扱ってるメーカーさんとかなら 曲がりや角度の違う種類の物を売っているのですが、

在庫が有ると想っていたら見付からなくて、かと言ってそれだけ注文するのも

申し訳ないやら面倒やらで 自作しました。

 

 

どうせ購入してもぴったり合う場合って少ないですし、切った張ったで加工する場合が殆どなので...

鉄板を切ってフランジを作って、鉄棒を旋盤で挽いてパイプを作ってから切った貼ったです。笑)

 

買った方が安いし早いのは重々判ってはいるのですが、でもやっぱり こう言う事が出来る様になりたくて憧れていた頃の自分を忘れたくないんですね!

あっ!わざわざ作ったからと言って、お客さんから高い工賃を貰おうなんて想って無いですよ!(誤解されると嫌なので...)

 

画像のタービンは鋳物製のエキマニに下向きに付くタイプのシングルタービンなのでオイルの戻りはブロックの後ろ側のリターン穴を使う事になります。

でも、たとえステンレスのたこ足タイプのエキマニを使ってタービンをストラットタワー付近に固定する場合でもタービンオイルの戻りは後ろ側にした方が良いのではないかと考えます。

 

 

以前、こんな方が居ました。

TO4Zのキットを組んでサーキット走行をした際に派手にエンジンブローだそうで、

生産が終わった頃のニュル仕様のエンジンを何とか見付けてエンジン積み替えとなったのですが、

私にヘッドガスケット関係の交換オイルパンの増量加工を依頼して頂きました。

乗せ替えをする業者さんからの依頼でした。

 

タービンも壊れていまして、メーカーでオーバーホールとなると?

新品を買った方が良いんじゃない?と言う位値段が高いですよね...

半額とは行きませんが、10万円台でセンターコアーまで交換でのオーバーホールを一緒に行いました。

 

オーナーさんは 浮いたお金でオイルポンプを強化しようという事で東名のオイルポンプに廻した次第です。

車は34GTRだったのでオイルパンの増量もトラストの物は下に出っ張りすぎてアンダーパネルを切らなければなりませんから、

切らずに済むようにとアンパネ ギリギリになるように、尚且つオイル増量1リットルになるように私が製作しました。

 

他業者さんの所で無事に乗せ変えも済んで慣らしも終えて又サーキットを走り始めてまもなく、

ストレート後半くらいからマフラーから白煙が出ると連絡を貰いました。

実車は見ていないのですが、画像を見せて貰うと確かに結構な白煙が出ています...

 

業者さんを通してだと上手く話が伝わらないからとオーナーさんに直接話しを伺うと

3速~4速にシフトして行く様なストレートで出始めるようです。

 

タービンがやはり駄目なんでしょうか?となる訳ですね?

直接 診せて下さい と言う事で車を見て、パイプを外して吸い込み側も吐き出し側も確認してもオイルの滲みも見られないほど、

ましてやタービンシャフトのガタも正常です。

 

オーナーさんも気になるでしょうし、私ももちろんですから 色々調べて考えてオイルインレット系の細かなパーツ等を手配しました。

どうもオーナーさんは以前のショップで懲りた事が有る様で?

パーツの交換も自分でやりたいと言う事なので、注意点をお伝えしながら少しずつ怪しい点を潰していく事になったのですが、

結局 出難くなったし、 出ても 少なくはなったのですが、完全に出なくなるまでにはなりませんでした。(オーナーさん 談)

 

あのタービンキットの戻りパイプが気になって居たので 何度かオーナーさんにも伝えては有ったのですが、

純正タービンのフロントに戻してあるパイプをリヤのタービンオイル戻りに変更するとなると、

パイプの角度変更や溶接が有りますからオーナーさん御自分では出来ないでしょう...

 

かと言って、車を預けますから加工して下さい 的な話はいつになっても出てきません。

まあ、私にしてみれば それはお客さんが決める事なので無理強いは出来ませんよね?

 

そうこうしているうちに、連絡が有って、

あるイベントに行って来たそうなんですが、そこにタービンキットのメーカーオイルポンプの販売メーカーも出店していたそうで症状を説明してアドバイスを貰ったそうです。

 

タービンメーカーもオイルポンプの販売側も同じ場所で出店している訳ですからタービンのクリアランスが駄目だとか、

オイルポンプの油圧が高いから煙が出るんでしょう!とは言えないんでしょうね...(油圧は高くても良いと想いますが?)

 

で、両方の出展側の人が言うには オイルパンの加工が悪いんでしょう! と言う事らしいんです。

 

私がその場に居れば 思いっきり凹ましてやりましたが、それにしても お前 それは無いだろう! という感じです...

 

タービン(マフラー)から煙が出るのに オイルパンの増量加工が悪い?どう考えたら そんな答えが出てくるのよ!?

結局 無名の奴 に責任を擦り付けるのが無難なんでしょうね...

悔しい気持ち一杯ですが、それが世の中なんですね。

 

それで、オーナーさんはと言うと、これもまた判らずで判らずで...

有名メーカーの人が言うのだから間違い無いだろうと言う事なんでしょう!?

 

誰も言ってくれないから言っちゃいますけど、

増量と言ったって、ただ箱を付けて容量を上げているんじゃなくてオイルの偏りや戻りもキチンと加工して有ります。

ネットでオイルパンの加工の画像が出て来ますが、そこには私と同じ加工をしてあるオイルパンは見当たらないですよ!笑)

要するに 秘密にしておきたい加工と言う事です。

それなら絶対エンジンが壊れないのか?と言われれば、そんな事は無いと想いますが...^^;

 

いくら丁寧に説明しても理解出来ない様なので、それはそれでしょうがないかなと考えて居たら、

この話を何度かしていた同業者の先輩から連絡が有りまして、

あのタービンは他でも新品状態の時から煙が出る物が有るみたいですよ!と...

 

やっぱりそうでしょうね!何でも他社の他人の真似が得意なメーカーですから!と変に納得です。笑)

 

暫く 連絡が無かったオーナーさんから突然連絡が入ったのはその話の後 間もなくでした。

 

あの後、タービンを取り替えたんですが、やっぱり煙が出るんです!と...

 

え!タービン取り替えたって、新品と?

 

はい、そうです。

 

それでも同じような煙の出方なんですか?

 

はい、同じ様です。

 

もし 俺があなたの立場だったら、そんなやり方はしないよ!

あなたの為にどれだけの気持ちと時間を使ったのか あなた自身だって判ってるはずでしょ?

どうしてそういう事が出来るのか?わっかんね~な~...

と、心の中で呟きました。笑)

 

どうせ何を言っても判らない人には判りませんね!

 

その後タービンの話で、

あのタービンは新品状態でも煙の出る物が有るという事で結構皆さん困っているそうですよ!

と教えてあげました。

 

その時は言われなかったのですが、もしかすると?

タービンを新品に換えても煙が出るんだから、やっぱりオイルパンの加工が原因なんじゃないですか?

とでも言うつもりだったんですかね?

だったらなぜタービンを取り替えたんでしょうか?

 

このての人の頭の中は中々理解出来ずに悩みます。

何かと ずるい事 を考えているから結局は良い事が逃げて行ってしまうんだと言っても一生判らないでしょう...

 

話がスーパー横道に行ってしまいましたが、

前に向いて加速するのに、タービンの自然落下のオイルを前に戻すのはそれなりの工夫が要りますし、

それよりも後ろに戻した方が理屈にあいますよね?自然ですよね?

部品の配置の関係などで難しい部分も有ります。

クランクケースの内圧も関係してきますし、考えたらホント色々な問題も有ります。

でも、一生懸命やれば知恵が出るもんだと想います。

 

それでは、この辺で...

質問や判らない事が有る方はお気軽にメールを送って下さい。

自分の想いを伝えたいならば

正々堂々と真正面から向き合うことが大切な事なんだと感じています。

どうぞご理解のほど、宜しくお願いします。

 

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例えば 茨城県常総市の中村と申します。とかね...笑)

 

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