A型エンジン用オイルパン ガスケット製作
garage nakamuraです。
私のサニトラに載せる予定のエンジン用にA型エンジン用オイルパン ガスケットを製作しました。
確か、どこかのショップさん(レース屋さん?)で販売されていると聞いた覚えが有るのですが、
自分のエンジン用だけですし、1台分だけの購入というのもねえ~...^^;
面倒なだけで、材料さえ有れば作れるから と考えていると結局何時になっても出来ませんから意を決して!
汚れてしまって、見えない部分にしか使えないだろう?と言うアルミ板を引っ張り出して来て、
ノーマルのガスケットに合わせて罫書きを入れます。
ご存知のとおり、A型エンジンはハーフスカートと呼ばれるブロック形状で、
オイルパンの取り付け面からクランクキャップが全部見える作りですから、
フロントのタイミングカバーと一番後ろのクランクキャップ後部が半丸のガスケットが別に付く様に作られています。
半丸のゴム製のガスケットはそのままノーマルを使って、両サイドのコルク製の部分をアルミ製にしたい訳ですね。
アルミ製にすると、コルクのガスケットよりも強いトルクで締められますし、
そうすると、ずっと使っていてもボルト&ナットの緩みも無いので、オイル漏れの心配もしなくて済むし、
何よりも、バラす時に気を付けて取り外せば 何回でも使えますね!
目に見えて効果が有るかどうかは?ですが、ブロック剛性のアップにも一役買ってくれるかな?と言う期待も...笑)
締め付けがちゃんとしていても、接着力が良いと言われている液体ボンドを使っていても、
ガンガン踏んでエンジンを回していると、必ずオイルは漏れないまでも滲んで来るようになります。
それは何故か?
そうです、クランクケース内のブローバイガスの圧力が上がるからですね!
オイルキャッチタンクを付けてそこにブローバイを繋いでいても、
高くなった圧力は少しでも出口を見つけて、又は簡単に通り道が出来そうな?
締め付けの弱い部分を目掛けて抜けて来るんですね。
ブローバイガスは主にシリンダーで(燃焼室も含めて)燃焼した高圧ガスがピストンリングの間をすり抜けて
或いは押しのけて、ピストンの裏側 すなわちクランクケース内の圧力を上げてしまう訳です。
ですから、本来はシリンダーで全部燃え尽きて、ピストンを押しさげる力として働いて
やがて排気ポートから全て出て行けば、それが一番良い訳です。
効率が良いと言う事に繋がりますね!
ピストンのプロフィール(形状)やピストンリングのサイズや形状、それにシリンダーの材質や処理方法等
様々な研究がされています。
ところが、全ての回転域でそう言うエンジンを作ると言うのが今の段階ではまだ出来上がっていませんね?
ですから、何時も低回転で大人しく走っている方のエンジンは、オイルシール等の劣化等や
各部の緩みが無い限りはエンジンからのオイル漏れやオイル滲みは少ない筈です。
ところが、年中飛ばしている人、アクセルをガンガン踏んで走っている人のエンジンと言いますか、
エンジンルームはちょっと違いますね?
エンジンルームが埃っぽく無いと言いますか、何となく湿っぽいです。
エンジンを高回転まで使っていますから、油圧も高い状態の時間が長いですし、
それに合わせて、補記類の圧力も総て高い状態が長くなりますから、
きちんと締まっている部分からでも僅かずつ漏れ&滲みが発生するからです。
シリンダーやピストンリングの磨耗が進めばそれもまたブローバイの発生量を多くします。
ただ、このブローバイもまったく出なくしてしまっては、漏れがまったく無いエンジンは?
ドカン!と壊れてしまうと言う話も有るようです。(本とかどうかは疑問も有りますが?)
なるべくブローバイが出なくて、それでいて高回転まで綺麗にストレス無く回って、パワーも付いて来て etc etc...
そんな事を考えて居ると?
何時になってもエンジンが出来上がらないんですね?笑)
大切な事は、使う目的に合わせたエンジンとブローバイ量のバランスと言う事なのかな?
と、考える様にしています。(^^)v
それでは、この辺で...
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