油温はどこで測っていますか?
garage nakamuraです。
油温計の付いた車に乗られて居る方も多いと思いますが、油温計のセンサーはどこに付いていますか?
という話です。
画像のブラケットは油温&油圧を取り出す為の物です。
純正で油温計の付いた車の場合は大抵の車はオイルポンプで吸い上げて直ぐにオイルエレメントに入るその部分に付いていると思います。
注)例外も有るかとは思いますが...
この場合は、エンジンヘッドやシリンダー等を潤滑&冷却してクランクケース下のオイルパンに落ちてきた、
いわゆる使用後のオイルですね!(繰り返しオイルポンプによってライン&ギャラリーに送られる訳ですね)
サーキットを走るような車ですと、純正でオイルクーラーが付いていても冷却能力が足らないとか、
あるいは後付けでオイルクーラーを取り付けて油温対策をされていると思います。
メーターに関しても色々なメーカーから使い勝手の良い物が販売されていますから、取り付けて居る方も大勢いらっしゃると思います。
そこで、後付けの油温計を取り付ける場合センサーをどこに付けて居ますか?
と言うのが今日のお題だったのです。<前置き長い?^^;
オイルパンに落ちてきたオイルの温度を計測しているのか?
それとも、オイルクーラーを通過した後のオイルの温度を計測しているのか?
日産のRB26等は純正の計測位置でオイルクーラー冷却前の油温を計測するようになっていますが、
注)RB26の純正の油温センサーの位置はオイルクーラー通過後の部分に付いています。書きミスです、間違いました!スミマセン。
例えばマツダのロータリー等で ↑ の画像の様な油温&油圧取り出しアダプターで計測する場合はオイルクーラーを通過した(冷却された)温度を計測する形になりますね。
この場合ですと、実際に使われた温度とこれから使う温度という 差 が出てしまう訳です...
例えば油温は100℃までで使いたいと考えている場合を想定すると?
使っているオイルクーラーの冷却能力が、油温を20℃下げられるクーラーコアを使っている場合は
これから使う(エレメントを通過してエンジンの中に入っていく)油温が80℃になっていないとオイルパンに落ちてきた場合(使われて潤滑&冷却をしたオイル)100℃以下にはならない訳ですね?
もし、センサー部分で100℃とかになっていたら、20℃下げた状態と考えるとオイルパンに落ちてきた時には120℃になっている計算になってしまいます!
これからの季節はどんどん気温も上がって行きますから、それに合わせて油温も冬場と比べたらとても上がりやすく成って行きます。
自分の車のセンサーはオイルラインのどの部分に付いているのか?オイルクーラーの 前 なのか? 後 なのか?
一度確認しておくと良いと思います。
まあ、殆どの人は判って居るとは思いますが、気が付かずに使って居る場合なども有りますからと言う事で!
それでは、この辺で...
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