RBエンジン関係 | garage-nakamuraのいやはや速い!

A型バルブガイド TRY again !!

garage nakamuraです。

先日(と言っても随分前ですが!^^;)サイズミスで失敗して心が折れかけた?A型バルブガイド製作にTRY againです。

1回や2回の失敗は誰でも経験するものだし、失敗をそのままにしないのが大切な事だと想います。

と、言い訳してしまいます...笑)

TRY again 

注)TRY again をクリックすると音楽が流れます。音が出ても大丈夫な方だけ聞いてみて下さい。

 

RB28もヘッドが載って徐々に出来上がって来ていますから、

私のA型も空き時間を見付けては少しずつ進めなくては!と言う感じです。(^^)

 

前回 シリンダーゲージの読み違いで細く削ってしまいましたから、今回は慎重に?計測し直して進めて行こうかなと...笑)

材料が丁度良いサイズが前回使い切ってしまったので、ちょっと太い材料を削って、ベースの太さにしているところです。

 

 

意外だったのが、てっきり アルミ青銅 だと想って居た材料が、実は りん青銅 だったんですね!

随分昔に購入して、そのまま置いておいたので表面の色がアルミ青銅と同じ様になって居ました。

削り出したら、新品の10円玉の色が出て来たので、ちょっとビックリでした。<持っている事を忘れていたので...^^;

 

一口に りん青銅 と言っても、色々な種類が有りまして、使う場所に拠って数種類を使い分ける様な感じなのですが、

今回削り出した物は、自分でも何時購入したかも判らない物なのでどんな番号だったか覚えて居ません。

まあ、その辺は自分のエンジン用なのでOKと言う事にします。<以前の材料が無くなってしまったので...

 

RB28の方はもうヘッドは載ってしまったのですが、載せる前の一枚です。

矢印の穴がオイルギャラリー用にネジ切りした部分です。

左下の大きな穴の方はウォ-ターギャラリーのメクラ栓が入って居た穴なのですが、

後から加工したメクラ栓を入れるので、このまま組み付けて置きます。

 

 

組み付け前のヘッドボルトなのですが、

私は画像の様に全面に組み付けグリス等を塗ってしまいます。

ネット等で見ていると、皆さんネジ部だけですよね?塗って有るのは?

 

確かにRBエンジンの場合は、バラした時に余り見ないのですが、中にはボルトの軸部分が出ているボルトも有るんですね!

別に水が回って錆が出る訳では無いのですが、組んだままで有る程度の期間が有ると?

 

梅雨時も有りますし、の寒い時期等は結露も有りますから、ネジ部も含めてボルトの軸部分も錆が出る場合が有ります。

 

湿気を寄せ付けない車庫や、乗った時にエンジンの湿気が完全に抜けきるまで乗れれば問題無いと想いますが、

中々そう言う条件って難しいですよね?

そうでなければ、こまめにエンジンを開けるとか?...

 

今回のエンジンはそうならない事を願っているのですが!!

 

それでは、この辺で...

質問や判らない事が有る方はお気軽にメールを送って下さい。

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RB28シム調整の前に...

garage nakamuraです。

RB28用のヘッドをブロックに組み付ける前にシム調整の準備を忘れて居ました。^^;

 

バルブとピストンヘッド間のクリアランスも計測済みですのでブロックにヘッドを組み付けようと想ったのですが、

何か忘れて要る様な気がして、よ~く考えてみたら?

 

クリアランスを取るために入れるシムの厚み事前に調べて無かったんですね...

 

通常のオーバーホールや修正程度のバルブシートカットならば、下調べをせずにブロックとヘッドを組み終えてからバルブクリアランス調整をするのですが、

今回の場合はバルブもバルブリフタ-もノーマルですし、

それに対してカムシャフトはリフトがクリアランスを入れないで10.5ミリ程度有りますから、本来ならば上部の厚み(底上げ)の有るリフタ-を使用するのが本来でしょうね?

 

シート高さ等でその点はクリアしているのですが、バルブシートを沈めた分、クリアランス用のシムが薄い物になってしまうと?

手持ちのシムでは足らなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

 

ブロックに組みつける前にちょっと見て置こうとリフタ-の厚みから計測しているところです。

 

交換したリフタ-も含めて24個ほぼ同じ厚みでした。

バルブシートからカムシャフトのベースサークルまでの距離を測る術を知りませんから実測有るのみですね!笑)

 

 

画像真ん中のリテーナーが乗っているスプリングを使って数箇所計測してみました。

このスプリングはとても弱いスプリングですので、バルブスプリングコンプレッサー等を使わなくても 手で簡単にコッターが組めるし、

組んだ後もカムシャフトを手で簡単に回せますからとても便利です!

 

このスプリングはA型エンジンのロッカーアームに付いているスプリングです。

サイズが丁度良いんですよ!(^^)

 

計測結果は、やはりシムがちょっと薄いシムになってしまう結果でした。

数字的には0.1ミリ~0.2ミリ位の幅なのですが、ブロックに組み付ける前にやって置かないと、

後からでは出来ないので、邪道と言われるかも知れないのですが、

 

私の場合は、バルブステムの先端(シムが乗る部分です)を削ってもう少し厚いシムが乗る様に調整してしまいます。

ノーマルのRB26に一番多く使われているシム厚にして置けば、調整も楽ですし、きっちり想った通りのクリアランスに出来ますから!(^^)v

 

それから、良く見る光景なのですが、ヘッド単体でバルブクリアランス調整をしている方はブロックに組みつけてから又調整しているのでしょうか?

ヘッド単体で出たクリアランスブロックに組み付けた状態のクリアランスって違いますよね?

 

私の組むエンジンだけなのかな?とず~っと不思議だったのですが...

 

それでは、この辺で...

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RB26エア抜き通路修理しました。

garage nakamuraです。

昨日は、RB26インマニ上に付いているエア抜き通路の詰まり修理しました。

 

車はオーテックのステージアなのですが、

載っているエンジンは基本的に33GTRに載っている物と同じエンジンですね。

 

この車は、今現在オーバーホール中のRB28が載る車とは別のお客さんの車です。

走行距離は、約220000キロ位です!

以前にも何度か登場して頂いている車で、Motecが付いているのですが、エンジンは調子良く動いてくれて居ますね。(^^)v

 

普段は、ご自分で冷却水の交換等のメンテはされているのですが、

ちょっと前にエア抜きのボルトを外しても水が出て来ないんですけど?

と相談されて居ました。

 

試しに細い針金等で突いてやってみたのですが、その時は全然駄目でした。

コンプレッサーからの高圧のエアーを吹き付けてもどうにもこうにも貫通しません!(ーー;)

 

確か、寒い時期の頃だったので、普段の通勤等で使っている間は無理な回し方等もしないから、もうちょっと暖かくなって来たら修理しましょう!

と言う話になっていたのをすっかり忘れて居ました...^^;

 

これから気温がどんどん上がって来ると、水温も上がり気味になって来ますから、

特にシリンダーヘッドのエアーは抜ける様にして置かないとつまらぬトラブルの元になりますね。

 

 

RB26のヘッドはノーマルの状態ですと、ヘッドからインマに3箇所冷却水が流れる様に作られて居るのですが、

ヘッドの出口部分にエアー溜まりになる部分が  の関係で出来てしまうんですね!

ヘッド単体ならば加工出来るのですが、車体に載った状態ではちょっと無理ですね...

 

ただ、その加工をしても、ウォ-ターポンプの羽が回転する事によって、冷却水をかき回す度にエアーが出て来てしまうのが、宿命?ですので完全にエアーを抜くには(完全には無理ですが)エアー抜きタンクを付けるのが一番確実でしょうね。

 

あれ?何の話でしたっけ?

そうです、エアー抜き通路の修理でした。^^;

 

針金も駄目、高圧エアーの駄目ですから、バランスチューブを外して詰まりを取るのが一番確実なのですが、

このバランスチューブって、簡単には外せませんよね?

 

2本のパイプがインマニの間を通ってサージタンクの下のバキュームタンクに硬いゴムホースで接続されています。

短時間で出来る修理にはならないですし、狭い所に手を入れなければ外せないので、血を見るのは確実です!私が...笑)

 

で、オーナーさん了解の上で、エアー抜きボルトの上に打ち込んで有る メクラ栓 を抜いて、

その下に詰まっているゴミ(水道水のカルキ成分等が固まった物でしょうね)を取り除いてからタップ加工して沈みプラグを入れました。

 

ラジエターから軽くエアーを吹けば、水と一緒に溜まっていたゴミも出てしまいますから、これでOKですね!(^^)v

 

 

工賃もチューブを取り外して掃除するよりも全然安く済みますし、お客さんの財布にも優しいですし、

私も 血を見なくて済みます から良い事ずくめです。笑)

 

ちなみに、総て込み込みで¥8000で施工出来ますので、詰まってしまって困って居る方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。(__)

 

これからの時期は、水温も上がりますし、冷却系等にも厳しくなって来ますから、

クーラントの交換も済ませて置くと安心かも知れませんね!

 

クーラントの交換は2年に1回で良いんでしょ?

 

と想われて居る方が多いようですが、水温の上がりやすい車やパワーの有るエンジンが載った車等は1年に2回位交換した方が良いと感じて居ます。

特殊な高効率と言われているクーラントは別ですが、メーカー純正品のクーラント等は真夏にサーキットを3回も走行したら?

冷却効率は可也落ちる様な感じです...

 

冷却関係をきちんと整備した車で厳しい暑さを乗り切って、楽しい車ライフを過ごして下さい!(^^)

 

それでは、この辺で...

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RBヘッド スプリングシート等

garage nakamuraです。

RB26改RB28のヘッドに使うスプリングシートも削り出しが終わりました。

 

材料は確か45Cだったと想うのですが...^^;

これとノーマルのスプリングシートを組み合わせて使う予定で考えて居ます。

と、言いますか?決定です。

 

今回、ヘッドを新たに加工を始めるにあたって、

使えなくなったヘッドはリフタ-ホールの駄目加工を見てから、他の部分を計測したりと言う事は一切やっていませんでした。

 

それは、他の方の作った、加工した具合を見て 私自身の考えが揺らぐ?のが心配だったと言う感じです。

私の考えでサイズ出しをして加工して、良し!これで行ける!と言う状態になってから使わないヘッドの確認をしようと決めて居ました。

 

ポートも燃焼室も私の考えとはまったく違いますから、もしその方と話をしてもまったく噛み合わないでしょうね?

もしかしたら、取っ組み合いになるかも?<そんな事は無いでしょうが...(^^)

 

スプリングの設定が決まって、改めて今まで使っていたヘッドのバルブステムハイト(バルブシート高さ)を計測して見ました。

カムのリフトに対しての、バルブリフタ-の沈み具合は、オイルラインとギリギリかな?と言う設定でした。

ただ、スプリング荷重の設定の点から見ると?

 

とても弱い(低い)設定の様です。

実際慣らしを終えて、ブースト1.3キロで7000回転(たまにもうちょっと回して居たみたいですが...)ではサージングの症状は出て居ない様な雰囲気でしたが、

もし、ブースト1.5キロの8000回転とかに上げていたら、ミスファイヤエンジンのバラつきが出ていたかも知れません。

水が噴出してくれた事が本当にラッキーだったと感じて居ます。(^^)v

 

ただ、スプリングの荷重設定ノーマル以下程度の設定では、セッティングが決まり出して、アクセル全開で踏んで行った場合に上の回転域でバルブジャンプが起きたら?

 

そうです!リフタ-ホールから大量のオイルリークが始まって、潤滑系統は多分...(ーー;)

 

先日 取ったカムプロフィールを見ながら、以前 別のエンジンで取ったデータと照らし合わせて、

まあ、何とか行けるかな?と言う感じの設定にしました。<と言いますか、それしか出来ないと言った方が正解かも?笑)

 

 

画像は、何をしている所かと言いますと、バルブのシート面からヘッド下面までの寸法を調べている所です。

実際には、この後、ヘッドガスケットを乗せて、仮組みしてからピストントップまでのクリアランスを計測し直します。

 

カムのプロフィールが判って居れば、バルタイを決める際に何度でセットした場合にピストントップとのクリアランスがどれ位有るか?

と言うのも判りますから、エンジンが組み上がって走り出した後のバルタイ変更時にも役に立ちますね!

 

誰かに聞いたデータでRBエンジンは、インテークの場合 上死点後 5度がバルブとピストンが一番近ずく等と書いてる方もいらっしゃる様ですし、

何かを使って、クリアランスを測るやり方も自信たっぷりで内緒に書いている人も居るようですが...

人は人、自分は自分何事も!と考える様にしています。(^^)v

 

 

バルブリフターの穴径も確認して置きます。

先日のブログで載せた磨いたリフタ-を使うのですが、この次エンジンを開けた時に、どんな当たりで出て来てくれるのか?

もう、心配で心配で、娘を嫁に出す様な心境の今日この頃です。(^^)

 

それでは、この辺で...

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RB26ヘッド バルブスプリング設定

garage nakamuraです。

RB26改RB28のヘッドに組むバルブスプリングの設定をしています。

 

画像は、バルブガイドにの部分に残っている 取り外したバルブオイルシールの残りです。

溝になっている部分に付いているので、よ~く見ないと見え難いです。

 

 

元々付いていたカムもバルブスプリングもそのまま使う予定で進めて居るのですが、

カムシャフトのプロフィールを計測してよく見てみたら?

280度の刻印が有るにも関わらず、実際の作用角はクリアランスを0.35mmで入れても300度オーバーです。

 

 

これは、ステップ2と言う事で販売されているカムなのですが、発売当初のカムとは全然別物と言う感じのカムのようでした...

 

以前のステップ2のカムは使った事が有ったのですが、

ヘッドの カム逃げ が殆ど要らない、個体差によって加工したり 加工が要らなかったり程度のバルブリフトだったと記憶しています。

当時も結構売れては居たのでしょうが、色々なメーカーから続々新製品が販売され出して来ると、

人気が無くなって行ったんですね!

 

何故か?

余りパワーが出ないと言いますか、他の後発のメーカーのカムの方が成績が良かったんでしょうね?

これじゃあ、いかん!と言う事で名前は同じだけれども、中身はまったく別物的なカムがこのカムなのかな?と感じています。

 

 

ただ、バルブスプリングは当時のままの設定の様な気がするんですよね。

スプリングテスターに掛けると一発で判るんですね!(^^)v

 

これから、新品を購入するなら他のスプリングにするのですが、

まだヘタリが出ている訳でも無いですし、設定次第では何とか成るかな?

という感じで、バルブハイトと相談しながら、スプリングシートを組み合わせて...

 

すると、どうしても持って行きたい数字にするにはシートを作るしかない方向に向かって行ってしまいます。(ーー;)

薄めに作られた社外品も販売されて居るのですが、あれだとちょっと組み合わせる枚数的な問題で気に入らないんですね。

RB26を手掛けていらっしゃる方ならご存知だと想いますが、インテークのバルブガイドボスの高さがイジラシイデショ?笑)

 

このカムはこのスプリングで使う物では無くて、バルブリフタ-も長目の物に交換して使うのが本来の設定なんじゃないかな?と想います。

 

良く言われている、バルブスプリングは柔らかくて使えるのならその方が良い!

と言うのは、私から言わせて貰えれば  ですよ。

 

信じる、信じない は貴方次第です!(^^)v

 

じゃなくて、ご自由ですが、エンジンのフィーリング、特にピックアップ性等の優劣には可也影響する部分だと考えて居ます。

 

ただ硬ければ良いとか、強ければ良い と言う曖昧な物でも無いと私個人は感じています。

これは、A型エンジンやL型エンジンで相当のめり込んだ人なら感じているんではないでしょうか?

 

昔、サニトラにキャブ仕様で動かしていた頃にバルブスプリングだけ変更で、他は何も変更無しで、

8800rpm位がやっとだったエンジンが、いきなり9000rpmオーバーですから!

10000rpmと言ってる人から見たら?全然甘いでしょうが...

 

でも、大切なのは、上の回転もですが、最大トルク近辺でのエンジンの元気の良さ なんだとその当時 気が付きました。

シフトアップして、一つ上のギヤに繋がった時のパンチの出方が良くなって来るんですね~!(^^)

 

あらら!?横道でしたね。

 

と言う訳で、バルブスプリングシート削り出して居る所です。

 

こう言う時に、24バルブは数が多くて大変です。

 

欲しい物が売っていれば購入した方がよっぽど早いのですが...

 

それでは、この辺で...

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RB用バルブリフター1個だけ駄目でした。

garage nakamuraです。

現在進めているRB28に使うバルブリフタ-が1個だけ駄目でした。

 

ブロックの方は組み上がって、ヘッドを組込みに入っているのですが、

色々と点検項目が有って、下調べで時間がどんどん過ぎ去って行きます...

 

このエンジンヘッドの場合は、以前のショップさんで加工した際に、

リフタ-ホールカムシャフト逃げ加工の削り代が大きすぎて、そこから油圧が逃げてしまって居たと以前書いたと想うのですが、

今回 そのヘッドは使えませんから、オーナーさんが以前ブローさせたノーマルのヘッドを加工して作業を進めて居ました。

 

で、バルブリフタ-はどちらのヘッドに付いてた物を使ったら良いかな?

と見比べたら、オーナーさんのヘッドに付いていたリフタ-の方が、カムの当たり面等も状態が良さそうでしたのでそちらを使う事にして磨いて居たんです。

 

 

それに、ノーマルのリフタ-にも若干のサイズ違いが有るんですね。

 

サイズ違いと言っても1個、1個がバラバラのサイズと言う事では無くて、

ロッドの違いと言いますか、生産ラインの違いと言えば良いのでしょうか?

駄目なヘッドとオーナーさんの手持ちのヘッドのリフタ-のサイズが違っていました。

 

まあ、どちらを使ってもクリアランスは規定値に入るので良いのですが...(^^)

 

ノーマル状態で入っている細かい線傷程度なのでそのままでも良いかな?とも想ったのですが、

今年の目標が(これから先もですが)ピカピカF1フィニッシュですから...(^^)v

 

径が小さく成るほど磨く訳では無いのですよ!

あくまで線傷が消える程度ですが、全部磨き終わって一つずつ計測点検していると?

 

 

あれれ!?立派なが残って居るではあ~りませんか!

磨いて居る時にはコンパウンドやウエス跡と勘違いして気が付きませんでしたが、

爪でなぞると、引っかかりが出る状態です。

 

この傷が消えるまで削ったのでは径が小さくなりすぎてしまいます...

 

全週に渡って付いているのでは無くて、半分以下なのですが、

何の傷なんだろうと?

どっかで見た覚えが有る様な?無い様な?

 

 

 

そうです!

リフタ-ホールの横に通っているオイルホールの幅ですね!

縦の長さはノーマルカムのリフト量に相当します。

 

ヘッドのカムジャーナルの件でも触れましたが、オイルが少ない状態でエンジンを動かしていると、

各部が削れ出して来て、オイルラインに回り込んで来ますから、例えば6気筒目のリフタ-穴で行き止まりになったゴミ等がこう言う悪さをするんですね!

 

ただ、駄目なのが1個だけだったのが幸いでした。(^^)

 

もうちょっとでバルブスプリングの設定も終わるところです。

最初に考えて居たカムプロフィールではなかったので、

色々と想いを巡らせてどんな設定にするか?考えて居るところです。

 

PS、

H君、術後の経過はどうですか?

全然問題無いです!大丈夫ですから!とは聞いていても、心配しています。

℡やメールも容態に触るといけないと想い控えて居ます。

安定したら連絡下さいな!(^^)v

 

それでは、この辺で...

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RBエンジン用強化オイルポンプ

garage nakamuraです。

RB28に使う予定の強化オイルポンプをオーバーホール?しました。

 

このオイルポンプはトラスト製の物です。

オーバーホールと言っても何も取り替える訳では無くて、

プレッシャーレギュレターのリリーフバルブをDLC加工したのと、ギヤ&ケースの面取り加工なのですが...^^;

 

洗浄も終わってギヤをケースに収めてオイルを馴染ませて蓋をして、

ボルトを締めて行くのですが?

途中からギヤの動きが ど~もしっくりこなくなります...

 

ギヤの歯面は変な当たりも有りませんし、バリはきちんと取って有るし?

と、もう一度バラシテ観察して見ると、フロントのオイルシール側のカバー部分と、後ろ側のバックプレートの穴に収まる部分が微妙に接触しています。

 

クランクで直接駆動されるインナーギヤの変形?

と一瞬嫌な気分に成ったのですが、どうも違う様で安心して良いのやらいけないのやら?...

最初に組み込んだ時はどうだったんでしょう?(-_-;)

 

偶々、在庫で同じオイルポンプの新品が有るので、そちらを引っ張り出して中身を入れ替えてギヤを回して接触具合を確認してみます。

すると、どうやら製造時期の違いが有る様で、ケース側のクリアランスの問題の様でした。<良かった!(^^)

 

エンジンをバラシテ点検している時から気になっては居たのですが、

オイルポンプも新品が組まれた状態だと想って居たのですが、慣らしを含めた3000キロちょっとの割にはギヤクランク駆動部分当たりが強い感じがしたんですよね...

 

クランクの親メタルが流れる程磨耗していて、ポンプギヤを叩いていたのなら理解出来るのですが、

メタルの当たりは良くなくても、メタルはちゃんと残って居ましたし...

 

ケースがちょっとキツイと言っても手で回らないほどキツイ訳でも無いですし...

 

まあ、良いか!取り敢えず組んじゃえば!

とやると、後で想わぬシッペ返しが来る場合も有るんですね?

 

結局、ケースとカバーの当たる部分を修正して組み付けましたが、

何となくパット気が晴れない気分でした。笑)

(今度は慣らし段階でこんな当たり具合にならないように乗って貰いましょう!?)

 

学生の頃、試験問題で判らない部分は、後回しにして判る所から進めなさい。

と先生に言われましたよね?

でも、エンジンの場合はそれは当てはまらないのでは?と私は感じて居ます。

 

そのまま進めて他の部分を組み上げてしまうと?

結局もう一度バラシテ組みなおしになったりとか...

 

私の悪い性分でも有るのかなと感じて居るのですが、

判らないと、理解出来ないと、先に進めないんです。<昔から?

 

だから、学生の頃 テスト問題を始めると、1問目から先に進めなかったと言う事は、

ココだけの秘密にして置いて下さい。^^;

 

それでは、この辺で...

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RB28 ピストン組んでブロック塗って...

garage nakamuraです。

先日から組み始めたRB28エンジンピストンを組んでブロックも色を塗りました。

 

画像のシックネスゲージは、組んだエンジンが調子良く回る様になる為の 

おまじない です。笑)

これは、正直な話 誰に教わった訳では無く、自分で発見したんですよ!10年位前からですが大げさですね 笑)

 

う~ん、これは良く気が付いたな!と自分で自分を褒めて居たら?

そしたら、やってる人はやってるんですね!

 

まあ、私が気が付く位の事ですからそんな物かと...^^;

 

 

ピストンリングは再使用です。

特別 良い当たりが出ていた訳では無いのですが、まだ3000キロちょっと位?ですし...

シリンダーもホーニングを掛けようかな?と想ったのですが、取りしろも余り無いようですしリングギャップが広くなってしまうとブローバイの量が心配ですので止めました...

 

最初に組んだショップさんではリングギャップの調整はやったんだろうか?

と言う様な数字なんですね?(多分やってないな)

 

 

このピストンはリングの張力が結構強めなんでしょうね?

純正よりも薄くなって居る分、強めの張力になっていないとやはりブローバイが心配なんでしょうけども、

強い分だけシリンダーへの攻撃性は上がると考えて居ます。

 

色々な考えが有るとは想いますが、薄目のリングで張力を上げた物よりも純正並みの厚さ純正並みの張力の方がリングもシリンダーも長持ちする様な気がします。

 

純正のピストンのプロフィールやリングの作りが悪いからブローバイがセカンドリングやオイルリングの方まで吹き抜けて付いてしまうと良く言われて居ますが、

使っている距離オイル乗り方、それにセッティングの問題等も色々と関係して来ると想うのですが...

 

スプリント的な使い方ならそれで良いのでしょうが、耐久性を考えたらなるべくシリンダーへの攻撃性は無い様な、そう言う設定も有りなんじゃないかな?

と最近特に考えます。

 

一時的なパワーで例えば30PS違ったとしても、この手のエンジンならば700PS級のパワーになるのですから、

レースオンリーでは無しに町乗り主体なら長持ち優先が結局、お客さんにも優しいのでは無いかと?

 

シャーシやダイノの数字だけじゃ無いと想うのですが、そんな事ばかり書いて居ると?

 

お前はパワーが出せないからそんな事言ってんだろ!?

 

と言われそうなのでこの辺で止めときます。^^;

 

ピストンを組んで一息付いて、ブロックも色を塗りました。

 

 

いつもはブルー系で塗るのですが、今回のエンジンはカムカバーが赤の結晶塗装ですから黒のままで、艶有りで塗りました。

光ってますね~!そうです、漆塗りで仕上げました!(^^)v

 

 

 

 

嘘です...

塗ったばかりなのと、光の加減で(携帯カメラですから)そんな風に見えるだけです。笑)

 

中にはブロックもとても綺麗に塗装する方もいらっしゃいますね。

それはそれで素晴らしい事だと想うんですよ!

でも、エンジンマウント等のボルト穴のボス部分まで塗料が乗ってる場合って有りませんか?

 

しっかり止めたい場所の場合は、そこには塗料が付かない様にするのが良いみたいですよ!

建築関係で鉄骨の柱と柱をボルト止めする部分ってそこだけ塗装してないですよね?

あれはしっかり固定する場合の処理だそうです。

実際、ノーマルの純正状態のエンジンにもボスの面には塗料は塗って無いですよね。

 

早く組み上げたいと頑張って居るのですが、色々と気になる部分が出て来て考えている所です。(-_-;)

 

それでは、この辺で...

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RBエンジン 組み始めました。

garage nakamuraです。

RB28のエンジンを組み始めました。

と言っても腰下だけなんですが...^^;

 

ここの所、気温もさほど上がらず、サラッとした陽気ですごし易いですよね!

ピストンピンやメタルもWPC加工から上がって来たので、用意万端と言う事で満を持して?(^^)

 

色々と問題の多いエンジンでした...

5番の子メタルが回る寸前でクランクピンの方にもが入ってしまって、

アンダーサイズに研磨しなくちゃ駄目かな?

と想いながらも、何とか使える様に成らないかな?と心を込めてラッピングして、こんな感じです。

 

ノーマルクランクなら交換なんでしょうが、やるだけやってみましょう!と...

 

 

傷は残って居ますが、端面と言いますか、凸凹の鋭利は丸くなって居ますからメタルへの攻撃は無いと想って居るのですが?

本との所は使ってみないと判りませんね!

 

先日、テレビでプロへェッショナルと言う番組が有るのですが、

そこで脳外科の先生が言って居たのですが、

重症の患者さんが居て、手を出さなければ命が助からなくても僕らの責任には成らないけれども

手術をして もしも 後遺症が出たりしたら僕等の責任になってしまうんです。

と言われて居ました。

 

何となく今の私と被る部分が有るかなと?(私がやらせて貰っている内容とはかけ離れて居ますが!^^;)

 

別に言い訳を先に言っている訳では無いので誤解しないで下さいね。

勿論、オーナーさんにも了解は頂いている事なのですが、もし組んだ後でトラブルが有る様ならそれは私の責任ですから、

その時は大事になる前に やり直す覚悟で取り組んで居ます。

 

お客さんが誠意を持って接してくれるなら

こちらもそれに答えるべく一生懸命に取り組む

 

それがプロへェッショナルとしての義務なのでは?と ちょっとカッコ付けてみます。笑)

 

ブログを見て頂いていれば、その後このクランクが使えたかどうか?が判るかも知れませんね!(-_-;)

 

コンロッドも1本不具合が有りました。

1番のコンロッドのブッシュが回ってしまって、オイル穴がずれてしまって居たんです。

5番のコンロッドならば判るのですが、1番だったんですね...

 

これは俺には無理だろう?と言う事でお世話になっている加工屋さんに外注です。

 

出来上がったブッシュは素晴らしい仕上げでした!

 

う~ん、こんなに綺麗な仕事が出来る様に成りたい!と素直にそう想います。(^^)v

 

ピストンピンのDLC加工も具合が良さそうです!

少し経が太くなると聞いていたのですが、問題無い範囲で挿入した感じも 

何か良さげ!と言う感じです。

ピストンピン穴に入れて、冷間で回すと細か~い線傷が入る場合が有るのですが、まったく付きませんね(^^)

 

 

こちらは、オイルポンプレギュレターです。

隣に写っているのはA型エンジン用オプションポンプの物です。

サニトラに使う予定の物なのですが、やっぱり処理しようかな?と心がグラグラです。笑)

 

そんなこんなで、連休の休みは無いかな?と想いつつ

エンジンと仲良く過ごして居ます。(^^)v

 

それでは、この辺で...

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クランクメタルwpc+モリショット加工

garage nakamuraです。

RB28に使うクランクメタルwpc+モリショット加工が上がって来ました。

 

加工に出す前にメタル合わせを済ませた状態の仮組みでクランクの回りは 

かる~く、る~~!っとなって居ましたから別にWPC加工しなくても良いかな?

と想ったのですが、事前にオーナーさんと出す事で話が纏まって居ましたから、ピストンピン等と加工に出して有りました。(メタルは後から出しましたが)

 

WPC加工が一般化してから、もう10年以上になるんですね!?

私の所ではWPCが殆どで、メタルにモリショットと呼ばれているモリブデン加工をしたのは今回で2度目です。

最初の加工の時は、まだモリショットが試作段階?の時にテスト的に加工して貰ったのですが、

まだそのエンジンを開けていないので真価のほどは判りません...

 

ネット上ではWPCやモリショットの加工後の画像は頻繁に見かけるのですが、

組んでから実際に走って(エンジンを動かしてと言う意味です)その結果をアップされている方って居ないですよね?

なんででしょ?

見せたくないんでしょうかね?...

 

メタル関係の使用後の画像って、メタルブローした物ばかりが目に付いて、

綺麗に当たっている状態のメタルをブログ等にアップされているのって非常に少ない様な気がしています。

 

組み付ける前の段階でピカピカに磨いて(顔が映るほど)組むと良いんですよ!と言ってる人も居ますよね?

でも、実際にエンジンをバラしてメタルチェックをして、

綺麗に当たりが出ている部分て光っては居ないですよね?薄曇りの時の空みたいな感じじゃないですか?

クランクのジャーナルは光って居ますが...

 

私が今まで実際にバラシテ確認した中で一番綺麗だな!と感じたのは、

RB26のMotecで動かしていたエンジンでした。

オーバーレブでバルブガイドが割れてしまったエンジンだったのですが、特に子メタルの当たりは最高に綺麗でした!

 

セッティング等で私も良く乗らせて貰っていた車だったので、使い方や乗り方は把握していたと感じて居ます。

パワー的には650ps位のエンジンだったのですが、オーナーさんはオイル交換はこまめにやってましたね。

それと、油温は70℃までは余り回転を上げずに100℃を超えたらクーリングをきちんと実施していました。

 

決して大人しい乗り方の方ではなかったですが、ほんとに調子の良いエンジンでした!(^^)v

乗り手がエンジンを育てる!と言うのはこう言う事なのかな?とその時感じた想い出が有ります。

 

話が横道でした...

ちなみにこちらが加工に出す前のメタルです。

 

RB26のメタルを見慣れた人ならば、

あれ?あ!なんで?と想われる方もいらっしゃるかも知れませんが、

黙ってて下さいね!笑)

 

それでは、この辺で...

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