トラスト6速ドッグミッション再調整
garage nakamuraです。
先日32GTRに搭載の トラスト6速ドッグミッションを再調整 をしました。
以前に遠方からのオーバーホール依頼を頂いたミッションです。
搭載はオーナーさんが殆ど一人でやられてしまう 猛者 です!(^^)v
最初の搭載後、ちょっとシフトが硬いかな?程度だったのだそうですが、
翌日にはうまく動かなくなってしまいました...
と連絡を頂いて、それから考えられる部分をメールや電話でお伝えして、
オーナーさんが休日返上で何度も何度も作業してくれました。_(._.)_
本来ならば、私がこちらから出向いて 車ごとなり、ミッションを引き取って点検させて頂かなければならないところなのですが...
思いつく部分を殆ど点検して頂いて、もう本体を開けるしかないと言う事で送って頂いて点検開始です。
実際にシフトレバーを付けて確認すると?
確かに硬いと言うかうまくシフト出来ません?
分解開始で原因が判明したのですが、今まで経験したことの無い 想定外の事でした。
詳しい原因は割愛させて頂きますが、
ギヤやベアリング関係は問題無い様でホッと一安心です。
実は前回組み上げてシフトゲート等の調整の際、トランスファーを付けずに調整してそれを送らせて頂いたのですが、
その辺もうまくシフトレバーが動かない原因だったかもしれないです...
オーナーさんはトランスファーを外して送りましょうか?
と提案してくれていたものを、うちの33GTRの時も大丈夫だったから大丈夫ですよ!
と私の油断と言いますか慢心が有ったのでしょうね...反省です。(-_-;)
シフトセレクターとフォーク関係の調整ってこのミッションには無いのですが(シフトゲートのプランジャーの調整は有りますが)
何とかならないかと考えられる部分の面取りや研摩で進めました。
GTRのミッションは(このタイプは)シフトメインシャフトの曲がり等もフィーリングに影響するようでその辺も再点検で曲がりが出てしまっていました。
オーナーさんは、僕の操作が悪くて曲がっちゃんたんですね? と言ってくれていますが、そうじゃないですね!
そう言う操作をしないとシフト出来ない様な組み方をした私の責任です...
もう迷惑は掛けられないと自分なりに頑張って組み上げて送らせて頂きました。
搭載して動いたら真っ先に中村さんに電話します!
との約束どおり 真っ先に連絡を頂きました。
電話の向こうの声を聞いた途端に
これは大丈夫だったかな?と確信が持てる 明るく弾んだ声でした!(^^)v
こう言う瞬間が最高にうれしい時間なんですね!
このブログを見て頂いてのメールがきっかけだったのですが、
最初から住所とお名前を書いてメールを送ってくれました。
もし、住所も名前も無しに質問だけだったらこの仕事は最初からお受けしていなかったと想います。
自分の想いを伝えたいならば
正々堂々と真正面から向き合うことが大切な事なんだと感じています。
それでは、この辺で...
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