トラスト6速のミッションケース加工
garage nakamuraです。
現在オーバーホール中の トラスト6速ドッグミッションのミッションケース加工をしました。
以前にも紹介したと想うのですが、ミッションオイルの増量加工的なものです。
ご存知のようにGTRのミッションは32GTR 33GTR 共に殆ど同じミッションケースを使用して居ますね。
純正状態でのオイル量が約4,1リッター入るのですが、GTRの場合はドラッグスタートの様なGの掛かるスタートですと、
ケース自体も大きさも相まって、オイルの片寄りが発生すると考えられます。
ほんの瞬間的な場合で有れば問題無いのですが、
2速3速とフル加速で進むドラッグレース的な走りですと、
スタートで後ろ側に片寄ったオイルが前の方に戻って来れない状態になってしまうんですね!
と言う事は?
運転の上手い人が調子の良いGTRを乗ると ↑ の状況になり易い訳です。笑)
ケースの大きさから考えても、もう少しオイルの量が入っても良いんじゃないかな?
と、オイル交換の際にリフトアップで車を斜めにリフトして大目のオイルを入れるようにするのが私のやり方ですが、
2柱リフトで車を上げている状態である程度の量を入れてから、車をリフトから降ろしてそれから斜めにガレージジャッキで持ち上げて...
(水平状態だと4リッター入れるのもオイルが途中で溢れて来て大変ですよね?)
今回のトラストのドッグミッションのお客さんの場合は、
ドラッグレース等は予定に入っていらっしゃらない様ですが、サーキット走行等はもしかしたら?
と言う使い方でしょうから、やはりオイルは多目に入れたい所です。
以前、龍ヶ崎飛行場でドラッグレースが開催されて居た頃に強く感じたのは、
GTRってミッションオイルの ヘタリ が早いな~と...
うちの場合はミスファイヤリングロムと言って、スタートからフルブーストで飛び出せるロムが有ったので、
なお更だったのかもしれませんが、油温も上がっていたんでしょうね!
オイルの種類も色々有りますし、私も市販されている総てのオイルを使った訳でも無いですから一概には言えませんが、
ミッションオイルも走り方、使い方によってはエンジンオイルと同等の劣化が有っても不思議では無いと想って居ます。
私のサニトラに載せるドッグミッションのメーカーさんにオイル交換の目安を聞いた事が有るのですが、
オイルの種類は別に決められた物は無いですが、普通はサーキットを1回走ったら(1日と言う事なんだと想います)交換しますよね!?
と言われて居ましたね!
ですから、余り値段の高いオイルを入れてしまうと?
中々 次のオイル交換が出来なくなってしまいますよね?...(-_-;)
エンジンオイルならば油圧計や油温計である程度の察しは付きますが、
ミッションやデフの場合は見切りの付け方が難しいと感じている人が多いのではないでしょうか?
ただ単に走行距離やエンジンオイル交換2回に1回と言う事では無しに、
僅かなフィーリングの違いを感じ取って交換して上げられる様なドライバーになれると すてき だな!と想います。(^^)v
そんな訳で?今回のミッションケース加工も
折角ミッションをバラすのですから、やらない手はないですね!
オイル交換の度に 便利だな~!と想って頂けると有り難いのですが!笑)
それでは、この辺で...
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