トラスト6速オーバーホールその2です。
garage nakamuraです。
お預かりしているトラスト6速ドッグミッションのオーバーホールその2です。
ギヤやその他のパーツの点検や面取り&加工も粗方終わりましたので
洗浄を済ませて熱処理に出していました。
実際にはもっと有るのですが...
ギヤやスプラインカラー及びシャフト系の熱処理と言ったら最近ならば 真っ先にWPC処理が頭に浮かぶのではないでしょうか?
実際 私もそうですし、処理をお願いして組み付けも行っています。
今回のミッションも最初の段階ではWPC加工になるのかな?
と考えて居たのですが、どうせ処理するなら兎に角沢山の(出来れば全部)のパーツを処理したいな!
となってしまうんですね?...笑)
ただ、その方向で進めて行くと?
とても金額的に大きくなってしまうんです...(-_-;)
だから、処理するパーツを よ~く吟味して?と考えても
考えれば考えるほど やっぱり沢山のパーツを処理したくなってしまうんですね?笑)
こう言う時には、一度 頭の中を整理するんですね!
何故 その処理をするのか?その処理でどれ位効果が有るのか?
又、その処理をしないと調子の良いミッションにならないのか?
オーナーさんとの相談で、予算の都合も有ります。
沢山のパーツを処理しないと(処理した方が)想った程の効果は得られないからと
勝手に予算オーバーになってしまっては変ですよね?
元々 そのまま使用しても直ぐにギヤが割れてしまうとか、シフトチェンジが出来ないと言う事では無いですし、
普通に使えるとは想います。
ただ、少しでも調子良く、長く楽しみたい とオーナーさんが長い間暖めてきた?ミッションですから!(^^)v
色々と考えた結果、今回は別の処理で行く事に決めて処理依頼をしたギヤ類が帰って来ました。
ちょっと詳しい人ならお分かりかも知れませんが、色的にはピカピカしていませんね!笑)
依頼する会社によっても処理結果は随分と違って来るものなんだな?と感じます。
ですから、皆さん熱処理に限らず意外と加工屋さんの話は 内緒 なんですよね!?^^;
たまに某SNSなんかでも さも知ってるように
どこそこのボーリング加工よりも今回出したボーリング屋さんの方が
精度が良かったですよ!
な~んて書いて有ったりしますが、実際には加工している所は同じで、
片方の業者は外注だったりとかね!...
実際に作業しているのは 人間 なんですよ!
その日の体調もあれば、精神状態も有るでしょ?
それをうまくコントロールして常に持てる力を出し切って(コントロールして)
最上と想われる仕事をするのが プロフェッショナル なんでしょうね!
おっと、話が横道ですが、
上がって来た部品をそのまま組んでも問題は無いのでしょうが?
少しでも調子良く 長く楽しんで貰えるように点検も兼ねて一手間加えて居ます。(^^)v
お前はその日の体調も精神状態もきちんとコントロールして良い仕事をしているのかい?
と疑問を持たれる人もいらっしゃるでしょうね?...
私の場合は体調が悪い、気分が乗らない と言う時は?
その時が来るまで じっと待って居ます。
と言うと かっこ良いのですが、
その~...
つまり サボってます...^^;
それでは、この辺で...
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