RB26バルブクリアランス調整
garage nakamuraです。
RB26エンジン等の直打式ヘッドのバルブクリアランス調整について書いてみたいと想います。
よくインナーシム式のバルブクリアランス調整は難しいとか、面倒くさいと言われている方もいらっしゃいますが、
私は余り抵抗は有りません。(^^)
面倒か面倒じゃないかと言われれば?
そりゃ面倒ですよ!<スパナやレンチでは調整出来る物では無いですからね!^^;
ただ、RBエンジン等、これを避けてエンジンを組み上げると言う訳には行きませんから、
やりたくないな~ とか、純正並みの 公差 で良いや!と言うレベルでは合わせて居ません。
カムシャフトのプロフィールに合わせて自分の決めた目標値に対して+-0.01mm以内に入るように合わせて行きます。
ただ、まったくのノーマルエンジンとか兎に角動けば良いと言う場合は別ですが...
昔からシム式のエンジンを触って居たので免疫が出来て居るとでも言えばよいのでしょうかね?笑)
昔は計測して シムを交換して計測しても、全然数字が合わなかったりと随分時間が掛かった想い出が有ります。
何で?俺は足し算 引き算 も出来ないんだっけ?状態です...(ーー;)
脳みそに汗を掻きながら考える訳ですよ!
悔しくて、悔しくて!!^^;
で、そのうち気が付くんですね。
やっぱり組み方だと...<そりゃ、そうだ!
カムシャフトキャップをセットして少しずつカムを沈める様にボルトを均等に締めて行くのですが、
最終的に規定トルクで締める時に画像の様な状態で左側のキャップを締めても駄目なんですね!<私の場合です。
右側のカムヒールがおもいっきりリフトしていますよね?
この状態だと左側にも下から持ち上げる 力 が働いて居ますよね?
その状態でトルクを掛けても?キチンとしたトルクが掛かって居るとは言えないのでは無いかと?
この画像の右側のキャップには下からの力は掛かって居ないとは言いませんが、真ん中のキャップ部分で力は半減されて居る様な気がします。笑)
そう言う部分を気にしながら締め付けと言いますか、トルク管理をする様になってからは、
同じシムのまま、何度組み直しても同じ数字が出る様になって来ました。<めでたし!めでたし!(^^)v
必ず1発で決まるのか?と言われれば、そう言う訳でも無いのですが、それなりの数字が出て来ますし、
そうならなければ、どこかに問題が有ると言う事も想像出来る訳ですね。
あ、別に最近気が付いた事では無いのでその辺 誤解の無い様にお願いしますね!(^^)
ただ、エンジンってそういう事の積み重ねで良くも成るし、狙った性能にも成るのかなと感じて居ます。
興味の無い人から見たら、そんなつまらない事 と想われるかも知れないのですが、
そんなつまらない事が 楽しくて!楽しくて!と言う変体が居るのも事実です。(^^)v
それでは、この辺で...
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