サニトラ オイルポンプ磨いてます。
garage nakamuraです。
私のサニトラのA型エンジンレース用 オプションオイルポンプ のギヤやシャフトを磨いてます。(^^)v
昔 キャブで動かして居た頃にちょっと使っただけで大切に保管して置いた 今は廃盤になってしまったオプションのオイルポンプです。
今度サニトラに載せるエンジンに使おうと引っ張り出して来ました。笑)
ノーマルのオイルポンプでも良いかな?と考えて居たのですが、
折角持っている物だし、何時までも大切に持っているだけで満足していたのでは何となく違うかな?
と考える年頃になって来たんですかね?^^;
このオイルポンプはノーマルのオイルポンプのトロコイドギヤ式とは違って、
ミッションギヤの様なストレートカットの2つのギヤでオイルを吸い上げ、送るようになって居ます。
ノーマルのオイルポンプに比べて油圧が可也上がる設定です。
オイルの粘度にも拠りますが、暖気後でも上の方で8キロ以上に上がりますね!
中にはリリーフバルブ部分のレギュレタースプリングを弱い物に変えて少し油圧を下げて使われている方もいらっしゃる様です。
私が以前使って居た時は安い&軟らかいオイルだったので、オイルエレメントが膨らんでしまったりとかのトラブルは有りませんでしたが...
余り使っては居なかったのですが、ギヤの当たり具合がどんな塩梅か見ておきたくて分解してみました。
カムのギヤで駆動する部分のギヤが圧入されてピンが打ち込んで有るのですが、そのギヤが固着してしまって居て、
ギヤは欠けが出てしまいましたし、シャフトにも齧り傷が付いてしまいました...
駆動ギヤはノーマルのオイルポンプのギヤが使えるので何とかなりましたが、ガスケットは在庫が無いので自分で紙から切り出す予定です。
作れる物は自分で作ろうと考えています。(^^)
分解してギヤの当たりを見ると?
まだ全然当たりらしき当たりは出ていない状態でした。
2000キロ~3000キロしか使わずに仕舞い込んで有ったので、まあ そんな物かなと?
で、今回のと言いますか、今年の目標が、組み上げたエンジンを動かした後 ばらした時に各部がピカピカになって出て来るのが目標ですので、
組む段階で有る程度磨いて置こうかな?と成っちゃうわけです。笑)
切削や研削面がピカピカの当たりに成るまで乗ろうとすると、距離的にも時間的にも掛かってしまいますから、
お客さんにフィードバックするには時間が掛かってしまいます。
自分のエンジンですから頻繁に開ける予定で居ますので、あらかじめ磨いて組んで置けば結果が出るのも早いので楽しみも直ぐに味わえますしね!
こちらが外したそのままのギヤ面です。
ギヤは削ったままの状態で先端だけが僅かに面取りして有りました。
熱処理も何もしていない 生材 そのままの感じです。
こちらが、磨いたギヤ面です。
駆動されるのが一方側だけですから、両面を磨くのでは無く、刃面が当たる側だけしか磨いて居ません。
当たり面の角度と言いますか、膨らみ具合?が変わらない様に切削跡が消えた時点でコンパウンド研磨に切り替えて仕上げました。
カムから駆動されるギヤが付いたシャフトも磨いておきました。
余り削りすぎてしまうとガタが出てしまうので ほどほどにしておきましたが、こちらも熱処理等はしていないシャフトの様で直ぐに光出して来ましたね!
こういう事をしても直接エンジンのパワーが上がるとかレスポンスが激変するとか、そう言う事は余り期待は出来ないと想いますし、
それ位は認識しているつもりで居ます。
ですが、エンジンを開けた時にやった事が間違っていたのか?正解だったのか?
その答えを明確に表してくれるのが 各部の当たり具合だと想うんですね。
何度組んでも同じ様に綺麗に当たりが出ているって、気持ち良いじゃないですか!
100%を目指しても中々難しいとは感じて居ますが、それでもやるからには100%を目指してやって居たいですね!
それでは、この辺で...
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