サニトラエンジン分解その3です。
garage nakamuraです。
サニトラ用のエンジン分解のその3です。
仕事の合間を見付けてボチボチやってます。
昔、必死になって色々と試行錯誤しながら
どこをどんな風に加工すれば調子良くなるのか?
メタルの当たりを綺麗に出すには何処の部分をどんな風に加工すれば?
そして最大の悩みと言うか考えは、
最高回転数はどうやって引き上げるか?
何時も何時もず~っと考えて居ましたね。
私はずっとA14の77mmのクランクを使っていましたから、一体A14のクランクでどれ位回せるのか?
それが気になって、気になって...笑)
今はネットで調べてみれば色々な人のブログ等を見れますから情報を集めるには簡単なのですが、
9000回転だとか9500回転、中には10000回転!と言われている方達の話ですと、
1速、2速で、と言う話が多いようです...
いや~それはちょっと違うんじゃないかな?と私は感じて居ます。
NAエンジンですから5速オーバードライブではトルクが無い分不利ですが、せめて3速とか4速位のギヤ比でないと判らないのでは?と...
一生懸命に組んだエンジンだからこそ、愛着が有るのは充分理解出来るのですが、
だからこそ、自分で自分を評価するなら、凄く辛口になるべきですね!
じゃ無いと伸び代が無くなっちゃいますよ!(^^)(これはプロの方も一緒ですね。)
一度や二度上手く組めたからと言っても、まぐれの可能性も有る訳ですよ。
まぐれも実力のうち と言う人が居ますが、まぐれ は まぐれ ですよ。
じゃ無ければ、まぐれ と言う言葉は存在しないのですから...
何処をどんな風に加工したから、変更したからと言う部分をしっかり把握していれば何度でも同じ様な性能のエンジンが組める訳ですね!
それが ノウハウ だと想って居ます。
それから、実際に乗ってみて、このエンジンは何回転~何回転まで使えるエンジンかという事をきちんと自分で感じる様に乗れないと?
何機組んでも、高価なパーツを使ってもすぐに壊れてしまうエンジンになってしまいますね。
よく言う エンジンが回っている!と言うのと、ただ回転が上がっていると言うのは意味がまったく違うものだと認識出来ていない人が結構居るんだと感じて居ます。
↑のブロックから抜いたピストンとコンロッドです。
このピストンピンが22mmなのでA14の純正コンロッドでは細すぎて使えないので画像のコンロッドに変更しました。
ピンの長さが短くて、太さ(剛性)を上げてあるんですね、面圧やピンのたわみに関しては有利に働くと見ています。
予算が有れば外国製のもっと軽いコンロッドで行きたいのですが、まあ、テスト的な部分も有りますのでこのまま行ってみようと考えています。
A型エンジンってパット見には昔の作りのOHVのエンジンなのですが、実際に触ってみると、手を入れなければ成らない部分がとても沢山有るんですよ。
今のエンジンの様に余り手を加える部分が無くて、とにかく精度重視と言うのと違って、ヘッドもブロックもクランク(純正品)も加工箇所がびっしり詰まって居るエンジンなんです。
バラしながら、懐かしく想うと同時に何となく忘れかけている?加工の 面白さ大切さ を再認識している今日この頃です。
それでは、この辺で...
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