冷却水は大丈夫ですか?
garage nakamuraです。
今回は冷却水の事を書いてみたいと思いますが、皆さんの車の水冷却(ラジエターの水です)は大丈夫ですか?
普通はラジエターの冷却水には LLC(ロングライフクーラント) と呼ばれている車用の、
冷却の他に錆止め効果等の性能が有る原液を薄めて入れていると思います。
この時期の暑さでサーキット等を走行する場合は、場合によってはLLCではなくて、冷却能力の優れていると謳われている冷却水を使われている方も居るでしょう。
この手の製品に関しては、各社で性能が違ってきますから一まとめに評価する事は出来ませんのでここでは割愛させて頂きますが、
通常のLLCを使われて居る方でサーキット走行等のスポーツ走行をされている車の場合、冷却水は大丈夫ですか?
大丈夫ですか?と言うのは、水の量がきちんと入っていますか?と言う事では無くて、
例えばサーキット等を走行した場合にこの時期ですと寒い時期よりも水温が上がり気味になりますが、
クーリング走行した場合や、走り終えてアイドリング状態で車を止めている時にすぐにサーモの設定温度付近まで水温が下がって来るでしょうか?と言う事です。
走り終えて駐車場等に戻って来て、ボンネットを開けてアイドリング状態で置いておけば、
ある程度、気温が高くても徐々に水温は下がって来るはずです。(この場合、リヤエンジンの車はラジエターが有るフード&カバーです)
それが、90℃位で水温計の針が止まってしまってそこから中々下がって来ないようですと、
LLC がへたってしまっている可能性が高いです。
これは時期的な気温の違いも有りますが、それでもきちんと性能の出ている LLC ならば多少の時間の違いは有っても下がります。
車の違いやエンジンの仕様、並びに付けている冷却系の部品によって千差万別ですから一概に言い切るわけには行きませんが、
冷却系の性能ギリギリで使用している車ほど LLC のへたりが早いように感じています。
先日の33GTRの場合等は、この時期ですと つくば1000 を2回も走ると可也へたって来るようです!
水温が92℃過ぎに成って来たらクーリングをして貰う様に伝えて有りますが、段々クーリングも頻繁にしなければならなくなって来ますし、
下がるまでの時間も多く必要になって来ます。
冷却水の温度が上がってしまうのはエンジンが発熱しているのですからしょうがないと言いますか、当たり前なんですね。
エンジンは一種の熱交換機ですから...
ただ、上がった水温をなるべく早く設定温度に戻してあげる能力がこの時期は特に必要だと感じています。
そう言えば、中々水温が戻らないか?と感じた方は LLC の交換時期などを見直して見ると良いかも知れませんね!
それでは、この辺で...
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。