BPエンジンヘッド加工中です。
garage nakamuraです。
先日から集中してヘッドの加工をやっていました。
ユーノスのBPエンジンのヘッド加工です。
知り合いからの依頼でヘッド&バルブだけ預かって来ました。
私は普段は自分の所で組むエンジンの加工をするだけでヘッドの加工は殆ど受けていないのですが、
色々とお世話になっている方からの依頼でやらせて頂きました。
ヘッドを預けてもらえると言うのは嬉しいものなんですね!
出来上がったエンジン性能の大きなウェイトを担う部分ですから加工する場合も可也気を使いますし、
特に私の場合はそんなに頻繁に加工している訳では無いので慣れるまでちょっと時間が掛かります。(^^ゞ
よくアルミ溶接やステン溶接等でも溶接始めよりも最後の頃の方が綺麗に出来るようになって来てやっと慣れ始めたかな?
という頃に終わってしまうってありますよね?あんな感じです...笑
バルブシートカットも始めた頃はどうにも上手く出来なくて、一体何が駄目で上手く削れないのか検討も付かずに悩んだものでした。
ヘッドを据え付ける台が悪いのか、それとも据え付け方が悪いのか、角度がどうの、ここの材料の厚みが足りないとか...
色々な所にダイヤルゲージを当てながら たわみ具合 や動きを見ていました。
で、結局は機械が悪いのでは?と成っちゃうんですね!(^.^)
色々探してみると、確かに有名どころで使っている機械は私が感じていた不満部分が対処されている様な感じに見えてしまいます。
欲しいな~とは思ってもとても手が出るような金額では無いですから諦めては居ないですが、そんなに簡単に買える物でも有りません。
出来る人は私と同じ機械を使っていても綺麗に出来ていると言うのも考えると悔しいんですね!
なんで?どうして?どうやれば?とにかく???ばかりが頭の中に有った時期がしばらく続きました。
色々と悩んで悩みぬいて出た答えが 腕 を上げる事だと最近になって気付き始めています。<いまさらか!!”^_^”
原点に戻って考えてみたらこの仕事をやらせて貰っているのも、同じエンジンでも組む人、加工する人によって性能差が有るのが面白くて他の人に負けたくないからご飯を食べるのも忘れて没頭出来たんですね...www
今回このヘッドをお預かりしてそんな事を考えながら加工部屋にこもり、シャッターは締め切りで何の音もしないシーンとした作業場で一人で真剣に向かい合いました。
あー、ほんとはこう言う仕事がしたくて、機械や部品に頼るのでは無くて、腕 を上げたくてこの仕事をやらせて貰っているんだなと、
しみじみと感じながら没頭していました。
まだまだ思った通りに出来上がらない 腕 ですが、諦める事無くこれからも精進して 良い音 の出るエンジンを作って行きたいと強く心に誓いました。
それでは、この辺で...
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