やっぱりでした...
こんばんわ!銕garage nakamuraです。
先程までタービンの組み換えをやってました。
車はオーナーの所に有るのですが、オーナーが居ても立っても居られずにタービンを外して持って来てくれました(^^)v
前にも書いたと思うのですが、”彼”は何でもやってみ隊!の体長ですから!笑
それに今回の事で、一言も愚痴を言いません!(やっぱ男はこうでなくちゃデスね!)
で、じゃあ、目の前でばらすから見て行く?という問に、
ハイ!とニコニコ(^^)v
注意深くばらして行くとやはり以前にばらした様な形跡がちらほら?
シャフトを緩める前にダイヤルの針の振れも見てもらってますよ。
ガタは許容範囲だと思います。
シャフトを抜いて、画像左のカバーを外した時点で、やっぱり!
内側にオイルが付いています。
タービンを外す前はアイドリングだけで1時間程度置いておいたそうなんですが、
排気側の羽はちょっと狐色?っぽく焼けていましたから、アイドリング近辺の燃料調整はまず問題ないですね!
シャフトを抜いて点検すると、ちょっとキズが多い様な?
メタルを見ると、メタル自体は新しい目に見えるのですが、やはりキズが結構付いています。
これじゃあ、ガタは無いかも知れないけどやっぱり駄目だね!ということに成りました。
私が言っているやりずらいところと言うのがこういう部分のことなんですよ。
お客さんが持ち込んで来た。これを使って組んで下さい。
勿論、それはそれでOKですよ!で、組み付け完了しました。
エンジン始動。あれ?なんかおかしい...
やっぱりこの部品が駄目だった...
見て判らないの?と言う人も居るでしょう?プロなのに!と言う方も...
判らないですよ!笑 外から見てガタも無いのに中が見通せる様なら別の仕事やってます。
ばらしてある物ならば簡単ですケド...
今回はオーナーもある程度のスキルの有る人ですから自分でばらして持って来てくれましたが、そうじゃなければ?
ですから、孫野郎を利用する時は、皆さんも気を付けて利用してくださいね!
損をしないように!(これ、判るかな~?(^^)v)
さて、タービンはこのまま使えない。
オーバーホールは勿論出来ます。出来ますが、シャフトにキズが入っていて再使用は微妙です。
後でブログでアップしますがKKKのタービンでK27Sと言うちょっと特殊なタービンが有るのですが、話をしていたら、ホントはそれを使いたいとか...
このオーナーさんは実は以前に32GTRを乗っていて、私が知る限りでは、
RB26で日本で一番最初にこのタービンを使った人なんですね!
私のリンクの方のところで譲っていただいた物なのですが、これが良かったのが忘れられないようです。
でも、そこまでのパワーは要らないと言う事で4Eで行こうとしていたのですが、
K27Sだと、エキマニも合わないし、パイピングも作り直しに成っちゃいます。
そこで、満を持しての登場が(この台詞どこかで使ったような?笑)
T04-S!!これだと排気ハウジングがそのまま使用OK!
インテークパイプも多分そのままOK?
インディース(吸い込み口)はちょっと大きくなりますが加工は簡単に出来そうです。
このT04-Sタービン、確かに古い設計なのでしょうが、私は大好きなタービンですね!
ノーマルエンジンにポン付けだと下がちょっと厳しいですが彼のエンジンは”知る人ぞ知る”方の念?の入ったエンジンですからまずいけるでしょう!(^^)v
気に成るパーツはウエストゲートだけなのですが、それは走ってみてからじゃないと何とも言えません。(ホントはゲートって凄く大事な物なんですよ!)
取り付けが済んだら又慣らし再開。そしてセッティングです。
先日の慣らしで何となくフィーリングは掴めました!
この先、良くなることは有っても悪くなる事はまず無いはずです!
サーキットに持ち込んで、練習走行後、”怖くて踏めません”と言われたら私の勝ちです!(^^)v
それでは、この辺で...