点火について...
こんばんわ!
今日は この方 がブログで大変興味深い事を書かれていて、
私も前々から気に成っていたことなのでちょっとその辺のところを 書かせて貰います。 (はりーさんの考えと違ったらゴメンナサイ!)汗
実際自分で点火時期のセッティングをやられる方と言うのは限られていると思うのですが、皆さんは点火時に関してはどの様な意見をお持ちなのでしょうか?
同じエンジンならば、点火時期は高い(数字が大きい)方が良い(何となく偉い?笑)と思ってる方なども居るのでは無いでしょうか?
他の人のセッティングよりも自分のセットした点火時期の方が高いという意味です。
勿論高い点火時期で、調子良くて”壊れない”のであればそれはそれで良いと思うのですが、
この場合、制御しているECUが”銘柄”の違うものだと その点火時期(数字)そのものがまったく違ってくるというのはご存知でしょうか?
例えばRB26の純正ECUの点火時期とMotecの点火時期を比べるとブーストが同じでも入る数字は全然違って来ます。勿論空燃費は同じです。
(ノックメーターで確認してどちらもノックレベルは同じにして有ると仮定します)
私も最初の頃は戸惑ったのですが、Motecの方が随分と小さい数字になってしまうんですね!
昔からの認識で点火時期は高い方が偉い?的な考えが有ったので...
今から思うと恥ずかしい限りなのですが、そうじゃないんですね。
まったく同じ仕様のエンジンで、
高回転、高付加で、早い点火時期じゃないと綺麗に燃えてくれない、
思ったとおりのパワーなりトルクが得られないと言うのは処理速度や安定性 確実性という面から見ると、どうなのかな?
と考え始めてから自分なりに納得出来はじめたように思います。
例えば高回転、高付加の状態で30度という点火時期が有ったとします。
ピストンが一杯に上昇する30度手前でプラグに点火するという意味ですよね?
でも実際に燃焼が始まるのは(爆発ではなくて燃焼です)ピストンが下がり始めてからということに成っていますね?(細かい解説はあれで、あれです^_^;)
ここでは、判りやすくする為に上死点で燃え始めるとしますが、
30度手前でプラグに火を飛ばしてから、例えば6気筒の場合、1番から6番までまったく同じピストン位置で燃え出すのでしょうか?どう思います?
私の考えでは、結構ばらばらな位置で燃え出すのでは?と捉えています。
それって怖いですよね?知らなければ怖くないですが...
以前知り合いがRB26のフルチューンエンジンでで1000馬力近いエンジンを ダイノパックでセッティングした時に市販ハイオクで有るにも関わらず、
結構な数字が入ったよ!と教えてくれたんです。
勿論、燃焼室やカムシャフト&バルタイとかは煮詰めて製作したエンジンですからそれなりの条件が揃っていたとは思うのですが、
それでも私には納得できる数字では(点火時期)無かったんですね!
そのエンジンはそのセッティングは無事に終わって、その後の走行でブローしましたが...(ノッキングで壊れたのではなくて、振動が原因と思われるトラブルだったようです。)
何が言いたいんだい?という声がチラホラ...
数字が大きくても実際プラグに火を飛ばしてる、燃焼が始まってる時期がばらばらだったら(早く燃え出したり、遅く燃え出したり)出てくるのはパワーやトルクでは無くて振動じゃないのかな?と思うんです。
だから私はその知り合いの使ったECUは怖くて使う気に成りませんでした。
ただ、私自身どこまで理解しているのか自分でも良く判っていない部分が多々有ります。
いつかの日かはっきりしたことをここでお伝え出来れば良いかな~?と
それでは、この辺で...
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。