3速ギヤ | garage-nakamuraのいやはや速い!

GTRの3速ギヤは、なぜ割れるのか?その3

garage nakamuraです。


今回は、GTRの3速ギヤはなぜ割れるのか?のその3で書かせて貰いますね。

前回前々回 のブログで、タービンのレスポンスが良い、又、ダンパーの突き上げの強い車に3速ギヤが割れるトラブルが出やすいと書きました。


では、何故上記のようなGTRに出やすいのか?


ここではドラッグ走行的な走りを例にしてみますね。

通常、GTRで速く走ろうと考えた場合にエンジン回転は8000rpm位まで回すと思います。

(パワー的には7500rpm位で頭打ちが始まると思いますが、きちんと性能の出ているRB26ならば、8000rpmまでは割りとスムーズに回転が上がって行くと思います)

1速、2速と8000rpmまで引っ張って3速に入れますが、この時ある程度慣れた人(シフトをスムーズに素早く)ならば、

エンジンの回転落ちは2000rpm以下で収まると思いますが如何ですか?


2000rpm下がって3速に入り、クラッチが繋がった所が6000rpmとします。

当然3速でもアクセルはベタ踏み、全開ですね!

この6000rpmの時のエンジンの状態と言いますか、パワーの出方は例えノーマルエンジンで有ってもセラミックタービンの立ち上がりの良さも相まって、トルク&パワー共に最高に近い出力が出ている部分ですね?


強化クラッチを入れている訳ですから、そのパワーは滑らずにダイレクトに3速ギヤに掛かります!

ミッションからトランファーを経由しながらもプロペラシャフトでデフに伝わります。

そのデフがリヤのタイヤを回す訳ですが、タイヤがグリップする分をダンパー(バネも有りますがこの際省きますね!)が受け止めてグッという感じでリヤが沈み込むのですが...


ここで、ダンパーの初期の縮み出しの硬い物、変速ショックが ドンッ!と言う感じのダンパーを付けている車の場合は、

力の逃げ場所が無くなってしまいます。

ここで、一番弱い3速ギヤが割れてしまうんですね...


画像ではちょっと見難いのですが、上段右から1速 2速 3速ギヤと並んで居ますが、3速ギヤから歯の厚みが薄く成り出すギヤ比なんですね。

それでは!と言う事で、サードパーティー製の社外製のクロスミッション等に乗せ替え(組み換え)となってしまいますね。


こう言うダンパー特性が悪いと言っている訳では無いので誤解の無い様にお願いしたいのですが、

リヤの沈み込みもロスと言えばロスになる訳ですが、だからと言ってシフトアップの度に変速ショックを受け止めているパーツ側から見ると

寿命も短くなりますね!と言うのが私の考えです。


それから、変速ショックだけで無く、サーキット走行でゼブラに乗って立ち上がりの際等、

ある程度アクセルを踏んでいる様な状態でデフの効きの強い車の場合等も可也シフトアップに近い状況になると感じます。


ノーマルエンジン、ノーマルタービンで書きましたが、それなりに手を入れて有るエンジンやタービンですとノーマルエンジン以上のレスポンスやパワーが有る訳ですから、尚更厳しくなって来ますね!


如何でしたか?

ダンパー特性が駆動系と言わず、エンジンも含めた車全体に及ぼす影響って可也大きい割合を占めているとは思いませんか?


それでは、この辺で...


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GTRの3速ギヤは、なぜ割れるのか?その2

garage nakamuraです。


昨日の GTRの3速ギヤは、なぜ割れるのか? のその2です。


タービンのレスポンスが、まず第一ですね!と書きましたがこれは当然ですね。

2速から3速にシフトアップして中々ブーストが上がって来ないようではガツンと言うショックが来ない訳ですから、

なるべく急激にブーストが上がる、レスポンスの良いタービンが必要になって来ます。


これには純正のセラミックタービンの回りの軽さが効いてくるわけですが、

だからと言って、セラミックタービンでブースト1.2キロ位でドラッグ的な走りをしている車が皆、3速ギヤが割れるか?と言うとそう言う事でも無いんですね。


何でかな~?と考えていると、一つの事実が有る事に気が付きました。

それは、足回りのダンパーの特性に大きく左右されているのでは?と言う事だったのです。


その当時、売れに売れているダンパーメーカーが有りました。<メーカー名は伏せますね。^^;

直巻き荒巻と呼ばれているダンパーの直巻きの方ですね。


私の知り合いの所でも壊れた時の話を聞くと、このメーカーのダンパーを入れていたと聞く事が可也多かったです。


RB26ですからエンジンにも手を入れてパワーも700馬力や800馬力と成って来ると、

ミッションもノーマルでは無くて、その当時流行っていた トラストの6速等も導入しますが、あれも良く壊れていましたね!

それも話を聞くとそのメーカーの直巻きダンパーを使っていたと...


私の所で壊れた車も同じメーカーの直巻きです。

うちに来られる前にお客さんが付けて居た場合が殆どです。


何の事か判りますか?

そうです、突き上げですね!

ダンパーの縮み側の減衰が高いと段差等を乗り越えた時に ドンッ! と言う感じで突き上げ感が大きいショックって有りますよね?

あのショックが可也のダメージになっているのかな?考えました。


事実、シフトアップ時にグッ!と言う感じでショックを受け止めてくれるダンパーを使っている車の場合は、

うちでは壊れた経験が有りません。<3速ギヤが割れ無いと言う事です。


GTRの場合はトラクションの掛かりが良いですから2速から3速に上手い具合にスパッと入って、

ブーストが勢い良く上がって行って強化クラッチで繋がって行くと考えると3速ギヤに一気にパワーが掛かってきますね?

その時に、ダンパーの突き上げが強いと...


ショックハンマーやインパクトレンチでボルトやナットを緩める状況と言った方が判りやすいでしょうか?

あれって、ガツン と力が掛かるから緩みやすいのですから、原理は似ているかなと感じています。


次回は、ここの部分をもう少し突っ込んで書かせて貰いますね。


それでは、この辺で...


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GTRの3速ギヤは、なぜ割れるのか?

garage nakamuraです。


RB26搭載のGTRでノーマルミッションの3速ギヤが割れると言う経験をされた方って結構いらっしゃるのではないでしょうか?

32GTR、33GTRに標準で搭載されている FS5W30A型 と呼ばれている5速タイプのギヤボックスの事で、

34GTRから搭載のゲトラグミッションでは余り聞きませんが...


私も一度だけ経験が有ります。

セッティングの時に良い感じで1速、2速と加速して行って3速に入れてクラッチを繋いだ瞬間に バ~ン!!ガラガラ~♪ ♪ ♪

シフトアップで壊れる(割れる)場合って大体こう言う感じだと思います。^^;


踏んで居ない時やエンブレの時に3速ギヤが壊れると言うのは余り聞きませんし、そういう場合は乗り方に問題が有るのかも知れませんが、上記の場合は、上手く乗れた時に起きるようです...悲


私の所でも私以外にお客さん自身が乗って壊れた事も有るので、(他所の話も聞きましたし)その当時、色々と原因を考えてみました。


割れた時の状況を色々と検証して行くと、それまで見えなかった部分が見えて来る場合も有るんですね!

たまに聞くのが、エンジンがパワーが有るから3速ギヤが砕けた!とか、吹っ飛んだ!と言っている人が居ますが

あれってどうなんでしょう?


私の場合も含めて私の所で3速ギヤが壊れた車の殆どはノーマルのセラミックタービンでした。

勿論、クラッチは純正では無くて、トリプルが殆どです。

その他マフラーやインタークーラー、パイピング、エアクリーナーと言った所は交換して有りますが、インタークーラーに関しては純正のままと言う車も有りました。


エンジンはヘッドガスケットも変えていない車も有りましたし、カムもノーマルのバルタイだけ変更した程度の物ですからパワー的にはそんなに出ていないと思います。

さすがにブースト1キロでは出ませんでしたが、1.2キロで走ると出る車が有りました。


原因を探っていくうちに有る程度見えて来たのですが、

それは一つの原因では無くて、いくつかの条件が重なった時に引き起こされて居ると言う事に繋がって行きました。


まず第一にタービンのレスポンスですね!

純正のセラミックタービンは容量的には大きいとは言えませんが、それでもブースト1.2キロだと400PSは軽く超えますね?

軽い分、回りが速いと言う事は、その分ブーストの掛かり、上がりも速いと言う事に繋がります。


まだまだ続くのですが、ちょっと時間が無くなってしまいましたので今回はこの辺で失礼致します。

続きは私の考えを包み隠さず書かせて頂きます。(^.^)


それでは、この辺で...


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