ここが変だぞ?トラスト ドッグミッション!
garage nakamuraです。
オーバーホール中のトラスト6速ドッグミッションなんですが、
組み込みに入りましたが、ここが変だぞ!?と言う部分を見つけました。
5速&6速の部分なのですが、1速から組み込み始めてカウンター関係と一緒にセンタープレートに組み付けます。
リヤ側から5速&6速関係のギヤを組み込みシフトフォークやセレクター等のギヤチェンジの為のパーツを組み付けて行くのですが、
その後 フォークやドッグスリーブの動きを確認していると?
ニュートラル状態からセレクターが引っ掛かったり、戻ったり と、どうもしっくり来ません...
2機のミッション(スパータイプとヘリカルタイプ)をバラして、
メインギヤはスパータイプを使い、ドッグスリーブやセレクターやフォーク等、痛みの少ない物や
微妙なサイズ違いを組み合わせて組み立てているので、どこかで間違ってしまったかな?
と、色々と見渡していたら、
見つけました!
元々ヘリカルタイプのミッションに組まれていたロッドのセンタープレートのサイドからチェックボールをスプリングで押している部分の凹み部分が数ミリのズレが有るようです...
私の所に届いてバラし出した時には最初にシフトロッドから抜き出したので余り深く考えずにバラしてしまったのですが、
確かにシフトセレクターの動きは引っ掛かる様な記憶が有ります。^^;
まあ、組み直すんだから いいかな?程度に考えて居たのですが、
まさかこんな部分だとは!...
以前のオーナーさんの事は全然判りませんが、これでは相当乗り難かったのではないでしょうか?
2回程度は開けた痕跡が有る様には診えたのですが、
気が付かなかったのでしょうか?それとも見ない振りをしていたのでしょうか?
それとも、モテ蜃気楼だったのでしょうか?
スミマセン!ラジオでやってたコーナーでした。(^^)
その対策だったのでしょうか?
シフトゲートの5速部分の溝が随分と変形する様な加工がして有りました...
このシフトゲートは焼き入れしてあるパーツで相当硬い作りになっています。
ダイヤモンドやすりじゃないと削れなかったんじゃないでしょうかね!?
さて、どうしましょ?と言う事で色々と考えたのですが、
フォークを固定するピン穴の位置をずらすにしても近すぎるのでロッドの剛性も強度も気になります。
それならば、チェックボールの当たる凹み部分を溶接で肉盛りして...
このシャフトは熱処理品ですから溶接して整形した後に再度 熱処理に出さなければなりません。(-_-;)
それならば、と もう一つのミッションに付いていたシャフトを使う事にしました。
ただ、こちらにはチェックボールが当たる凹みが無いんですね。
組まれていた謎の?鋳造品のセンタープレートにもチェックボールの入る穴が開いていない物でした。
センタープレートの穴はスプリングとチェックボールは無しで、メクラ目的にボルトを組んで置けば大丈夫でしょう!
純正のシンクロタイプのミッションならばチェックボールが必要でしょうけれど、
ドッグタイプのクラッチですからチェックボールが無いと抜けてしまうと言う様な事は無い訳ですから
余り悩む必要は無かったかもしれませんね!(^^)v
トラブルとは言えない範囲での問題は幾つか有りましたが、
無事にケースに組み込みまで済みました。
この後、天狗のお面(フロントカバーですね)の加工をしてメンドラのオイルシールを交換して
と想ったら、オイルシールを注文忘れしていました。^^;
あ!コントロールロッドでのシフトチェンジは全然問題無く
ノープログラム!じゃ無かった、
ノープログレム!ですよ!! カタカナですが...(^^)v
それでは、この辺で...
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