サニトラ用ミッションケース加工
garage nakamuraです。
サニトラ用のドッグミッションケース加工です。
A型用のベルハウジングとSRミッションケースのドッキング部分は
以前のブログでアップしたように終わっているのですが、
どうしてもやってみたい加工が有ったのでフロントカバー(天狗のお面)加工の前に済ませて置きたくて...(^^)
昔 L型エンジンがメインの頃は71Bのミッションは何度も触って居たのですが、
32GTRが主流になって来てからは、71Bも71Cも殆ど触って居なかったんですね。^^;
今回SR用のドッグミッションを組むにあたって、
何よりもシフトフィールを良くしたい!
キッチリとシフト出来るミッションにしたいと考えながら各部をじっくりと眺めて居たら?
やっぱり気になって気になって...
シフトロッドの入る先端部分の所に3箇所の穴が有りますが、
実際にロッドを差し込んでクリアランスを確認してみると?
ガタガタですよね?...
(それで良いんだよ!と言う人もいらっしゃるでしょうが...)
私のベースミッションは痛みは少ない、程度的には充分なミッションだったのですが(穴部の磨耗も可也少ないです)
それでも結構なクリアランスで出来ているようです。
センタープレートの穴を抜けたロッドを保持しているのはフォークを通ってから
この先端部分しかないのに、その穴部分のクリアランスが大きくては?
しかも、実際に保持している部分は5ミリ位です。(私のケースの場合です)
GTR系に使われているミッションのシフトフォークとは根本的に作りが違うので、
今まで気にしていなかったのですが、これではガタが大きくなるのも時間の問題でしょう!
とブッシュ加工をしました。
フライスにセットして、下穴を基準にボーリングバーで内径を広げます。
その後、ブロンズ系の材料でブッシュを製作してケースに圧入します。
その後 シフトロッドの外径に合わせて内径をホーニングしてクリアランス合わせをします。
ノーマルの場合はシフトロッドと接触する部分は5ミリ位で、
その先は一回り大きな内径になって居るのですが、
多分、その部分にオイルを溜めるか、オイルが回りやすくしてシフトロッドの潤滑に一役買って居るのかな?
と言う感じに見ています。
今回はオイル溜まりは無しで、様子を見てみる事にして、総て保持するように加工しました。
多分長く使って居る間には違いが出て来るだろうし、
カッチリしたシフトフィーリングでガッツン ガッツン
シフト出来るんじゃないかと期待して居ます!(^^)v
それでは、この辺で...
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