ここが凄いぞ、隼 ハヤブサ エンジン!
garage nakamuraです。
RBエンジンの部品待ちが有ったので、先日のカムのプロフィール計測のついでに隼エンジンのカムのプロフィールも取ってしまおう!と言う事で...笑)
隼のエンジンを触りなれてる人から見たら、つまらない事なも知れませんが、
私の場合は知らない事ばかりなので楽しくて!楽しくて!(^^)
まだヘッドだけしかバラシテ見ていないのですが、それでも ここが凄いぞ、隼 ハヤブサ エンジン!と言った感じです。
RBエンジン等にでも応用出来たら?とても良いではないかい?と想える部分が色々と有りますね!
カムシャフトとバルブリフタ-ホールです。
カムチェーンのスプロケは圧入式でノーマルで使う分には大丈夫だそうですが、パワーを上げて行くと?
ズレが出たりするので、溶接で回り止めをしたりする場合が有るそうです。(ここは車のエンジンには使えませんね!)
スプロケの後ろにはボールベアリングがやはり圧入でセットされていて、半円状のスナップリングがヘッドの溝にセットされてベアリングの固定に使われて居ます。
このヘッドは走行距離3万キロちょいと聞いているのですが、カムジャーナルはホーニングの跡が残っている様な状態で、傷も殆ど見受けられません。
乗り方やメンテ状態も関係するでしょうが、基本的な作り、設計も関係する部分でしょうね?
リフタ-ホールの当たりがRB26と比べても とても綺麗です!
これは、リフタ-が常にリフタ-ホールの中で動く様に設定されていて、リフトしていない時もフルリフトの時も大部分がリフタ-ホールの中に納まる様に作られている為に
暴れが少ない証拠でしょうね?
やはり軽く10000RPM回す為には必要な設計なのかも知れませんね...
この画像はカムキャップですが、RBエンジンで言う所のクランクのラダ-フレームと言った感じでしょうか?
車でもホンダのエンジン等がこう言う作りになって居ますよね?
高回転域でのカムシャフトの暴れを抑える為にも有効な手段だと想うし、
RBエンジンは6気等ですからカムが長くなる分 効果は大きいでしょうね?
お次はカムシャフトのベースサークル部分の画像ですが、面幅が約半分位に落とされて(設計段階から)作られて居ます。
ここは、バルブリフトする部分では無いですから本来必要無い?部分なので軽量化目的が大きい部分なのでしょうね。
注)バルブクリアランスを計測する為だろ!と言うのでは、余りにも単純な考えだと想いますが...(^^)
ただ、このカムは中空で作られて居ますから、カムシャフトの剛性と言う観点で捉えると、有る程度は厚みも必要になると想うのでこの様な作りなのかと?...
重量は計測していませんが、とても軽いカムシャフトです。
とりあえず、インテークのカムの画像なのですが、これがノーマルのカムヒール部分です!
随分と大き目と言いますか、車のエンジンで例えると まるでハイカムですよね?
RBのカム等と比較するのが楽しみです。(^^)v
色々と私なりに勉強するには最適なエンジンなんだな?と心を躍らせて居ます。笑)
それでは、この辺で...
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