ドア周りの補強スポット増しです。
garage nakamuraです。
画像のFC君が先日リヤのハウジングにクラックが出てしまって、エンジンを降ろして修理しているのですが、
前々から気に成っていたボディーのねじれ改善のために今回あまり大掛かりにならない範囲でスポット増しをしましょうと言う事になりました。
今までも勿論ロールバーは組んで有るんですよ。
組んでは有るのですが、それなりのタイムになって来ると市販のロールバーをボルト&ナット止めだけでは役不足に成ってくるんですね。
そうなの?あんなにがっちり固定して有るのに!と思う方も居るでしょうね?
でも、サーキットでそれなりに速い車を良く見てもらうと判るのですが、殆どの車がロールバーとボディーをガゼットプレート等を追加して溶接して有りますし、スポット溶接の追加も当然のように入っていると思います。
やらなくては絶対駄目とか、タイムが出ないとか言っているわけでは無いので誤解しないで下さいね。(^^)v
ボディー補強もやりだすときりがなくなりますから、今回はロールバーも外さずになるべくお金が掛からずに効果的に出来る様にとドア周りとリヤゲート周りを重点的にやることにしました。
工場が狭いので中に入れてしまうとドアが空かなくなってしまってやり難いのでドア周りだけは外でやります...<イヤー寒いです!^^;
画像をよーく見てもらうと判ると思うのですが、白っぽく点が見えますよね?
そこがスポットを入れていく部分です。
普通は合わせ面をまたぐ様な感じで付けて行くのが一般的かも?とは思うのですが、
私は純正のスポット~スポットまでの間にスポットドリルで1枚目だけ抜いてそこに溶接を盛り付けて行きます。
まず最初にポンチでマークを付けてそれからドリルで1枚目を剥がしてベルトサンダーで少し塗料を削ってそれから溶接で盛って行きます。(手間はこちらの方が掛かると思いますが)
この辺は作業する人によって考えは色々だと思いますが...
画像の左側の方は、ドアを一杯に開けてもドリルが入らないので通常の合わせ上面に点付けで処理しました。
スポット数はドア片側でこの車の場合約90箇所位でした。(時間の有る方は数えてみて下さい!^^;)
この車はオールペンしてあるので、塗装に傷が付かないようにするのに気を使いますね。
溶接後はゴム類やカバーが付くので見えなくなる部分が殆どですからあまり気にはならないと思います。
イメージ的には溶接のボディー補強と聞くと、サーキット専用車みたいな印象が有ると思うのですが、それは程度問題ですね。
自分の気に入った車で長く乗りたい!サーキット走行も楽しみたいと思うのなら、ロールバー等を組む前にスポット増しをやっておいた方が結果的に安上がりではないでしょうかね?
純正のスポット部分が剥がれてバクバクになってしまって、箱代えに成るのは残念でしょう?
それに、ボディーのねじれ、たわみが少なくなる分、車の足の動きが良くなりますから、足回りの仕上がり具合も早く良くなると感じています。
金額的に高いんじゃないの?と思われている方も居るでしょうね?
ちなみに私の所では、車にもよりますが、ドア周り2箇所で(左右と言う事です)6万円でやらせて頂いています。
思っているほど高くはないと思うのですが...
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