BPエンジンヘッド面研です。
garage nakamuraです。
先日のBPエンジンのヘッドの面研後の画像です。
普通はシートカットを先に済ませてから、最後に面研ですね。
このエンジンはピストンもハイコンプタイプの物に変更する予定だそうで、研磨量は0.3ミリ程度にしておきましたし、
シートカットをしても私の場合はノーマルと同じ径のバルブでしたらバルブシートの痛み具合も関係しますが、
シート高さは0.1ミリも下げずに研磨出来ますので燃焼室容積はあまり増えずに済むように調節しています。
ただ、ノーマルの燃焼室はバルブ周りの贅肉が多めに付いているのでシートカットの際に削る必要も出てくるのとN/Aエンジンの場合ですから圧縮は高めにしたいということもあり、面研量は0.3ミリと言う事で様子を見てもらうことになりました。
以前のブログでマーチのヘッドの面研の記事が有ったのですが、その時に面研が終わってから私の場合はオイルストーンでヘッド面をならすと書いたのですが、
それがこの画像です。
上の画像と比べてもらうと判ると思うのですが、表面がザラザラですよね。
見た目的には綺麗に光っている様な、ピカピカツルツルの方が良さそうに見えるのですが、
実際に組み付けた場合にはこちらの方が間違い無くガスケットは抜けずらいです。
まあ、今は殆どのエンジンがメタルタイプのガスケットですからガスケットその物が吹き抜けるような事は無いとは思うのですが、
水漏れやオイル漏れも上の状態の様な表面の方が出にくい筈です。
きちんとトルク管理&ボルトワッシャーの管理をして組まれたエンジンならば長く使えば使うほど次にエンジンを開けた時の違いが出てくる部分ですね。
昔、メタルガスケットがまだ普及していなかった頃は(アスベストタイプのガスケットです)よく抜けましたね~<大昔ですね!笑
A型エンジンでレースをしていた頃は予選が終わり、車両保管と言う車に触れない時間が有るのですが、
それがが終わってから決勝までの間にヘッドガスケット交換なんてことも有りました...
そう言う経験をしたおかげでヘッドボルトの締め方も覚えられたんですね。
車に限らずどんどん進化はしていますが根本、根幹と言うのはいつの時代も変わらぬものだと感じています...
それでは、この辺で...