RB28 | garage-nakamuraのいやはや速い!

RB28のメタルについて考える?

garage nakamuraです。

現在オーバーホール中のRB28クランクメタルについて考えが纏まったのでこのブログをアップしています。

 

今回修理しているRB28HKSのステップ3キットが組み込んで有りまして、

水漏れで点検修理の筈が色々と上手くない部分が有って、ボーリング以外は作り直しの状態になってしまって居たのですが、

フルカウンターのクランクに組まれて居たメタル純正品のメタルでした。

 

5番の子メタルが回る寸前でピンジャーナルにも少し傷が入ってしまったのですが、

根本的に純正の親メタルを使って居た事が間違いでしたね...

 

別に純正のメタルが駄目と言う事では無いので誤解しないで下さいね!

このクランクに使うのは駄目だと言う事です。

 

と言うのは、画像を見て貰うと判ると想うのですが、

メインジャーナルオイル穴が2つともベアリングキャップ側に出ていますよね?

ノーマルベアリングキャップ側(ラダーフレーム側)に組み付けるノーマルメタルにはオイル溝は有りませんね?

 

ノーマルのクランクのオイル穴はH型と言って、通常は1番のジャーナルから1番のピンジャーナルへ、

2番のジャーナルが2番のピンジャーナルへオイルが流れる様にオイル穴が通って居ます。

 

このクランクは、1番と2番のジャーナルから1番のピンジャーナルへ別々にオイル穴が作られて居ます。

X型と呼ばれるオイル通路の作りになって居ます。

 

 

これは、兎に角 コンロッドメタル へオイルが途切れないように供給する為にこの様な作りになっている訳ですが、

溝無しのメタル側ジャーナルが回って来て居る時には殆どオイルが流れて行かない事になってしまいますから、

両側からオイルを送る作りになっていても意味が無いものになってしまいますね?...

 

オイルポンプが純正よりも容量の大きな物が付いていたのが不幸中の幸い?と言う事で

ブロックに穴が開くのは免れましたがメタルは交換になりますからジャーナル等の計測をしながらちょっと考えてしまいました...

 

と言うのは、当初は最近流行り?のACLのメタルを使う予定で考えて居たんです。

実際 販売しているメーカーさんでもX型のオイル通路のクランクを販売していますし、問題無く使えているんでしょう。

オイル溝も全周の4分の3割まで溝が入っていますから大丈夫なんだろうな?とは想うんです。

 

想うのですが、まだ詳しい実績が私には入って来ていませんので、間違い無い!とは断言出来ないんですね。

私のエンジンならば平気で使って塩梅を見るのですが、お客さんのエンジンですからそうも行きません。

 

それに、よ~く考えてみると?

コンロッドメタルにはエンジンが回りだしたら、どんな時でも常にオイルは流れていないと少しずつでは有っても必ずダメージが出始めると想うんですね...

 

イベントやレースに使うショートライフな頻繁にエンジンを開ける条件ならそれでも良いと想うのですが、

あくまで基本的にストリートで使うエンジンですから長持ちさせて上げたいんですよ!

と言う考えの元に今回は親メタルはニスモで行く事にしました。

 

ちなみにノーマルクランクノーマルオイルポンプならば、純正のキャップ側に溝の無いメタルの方が良いと想いませんか?

高回転で回っているクランクのオイル穴にオイルを押し込む為には高い油圧と沢山のオイル量が必要になりますよね?

H型のオイル穴でメタル両側にオイル溝が有るクランクだとメインギャラリーから入ったオイルが遠心力で反対側の溝に出てしまう場合も考えられますよね?

 

ノーマルはノーマルで考えられている訳ですね?...

 

今回はちょっとマニアックな話になってしまって、興味の無い方には?ばかりになってしまったかも知れませんが、

メタルトラブルで悩んだ経験の有る方には、う~ん、そうか!と言う方もいらっしゃるのでは?笑)

 

それでは、この辺で...

 質問や判らない事が有る方はお気軽にメールを送って下さい。

 管理人にメール の欄からアドレスを変更して頂ければ私に届きます。

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RB26 H断面コンロッドのノックピン交換。

garage nakamuraです。

RB26(RB28なのですが)のH断面コンロッドノックピンの交換を済ませました。

 

 

以前のブログで書いたのですが、組んで有った状態が悪くてコンロッドキャップとの合わせ面に ズレ が出てしまっていました...

3ミリ位のピンキャップ側に圧入されていて、ロッド側の穴と合わせてボルトを締めて行けばセンターが出る様に作られて居るタイプのコンロッドです。

 

このセンター合わせの作り方は何種類か有りまして、

通常のRB26ノーマルコンロッドの場合は、ボルトの軸部分がボルト穴とタイトと言いますか、

ピッタリか ややキツメ に作られていて、そのままキャップを合わせた状態でセンターが出る様に作られていますね。

 

他にボルト穴の部分に一回り大きなリング状の輪の通常ノックリングと言われる物が圧入されていて、そこでロッドとキャップのセンターを出しているコンロッドも有ります。

 

日産のレースオプション(LZエンジン等)の時のコンロッドは今回のノックピンの代わりに、

スチールの板を丸めた一見ミッションのスプリングピンの様な物を使ったコンロッドも有りました。

 

コンロッドの位置決めですから、わざわざノックピン等を打ち込まずにボルトの軸で位置決めした方が簡単で確実だと想いますよね?

純正のRB26がそうしているんですから!

 

何故そう言う作りにしないのでしょうか?

そこには、ちゃんとした理由が有るんですね...

 

今のエンジン、特にターボエンジンの場合はパワーが半端じゃない程出ますよね?

ノーマル程度では問題無くても、高回転、高いトルク、それに加えて回転物だからなるべく軽量なコンロッドが望まれる現状です。

 

で、ロッド本体とキャップ部分を繋げるボルトも つよくて強度の高い物が使われるのですが、

以前、クランクの件でも書きましたが、あまり剛性を強くしてしまうと、破断してしまうんです。

 

簡単に言うと折れると言いますか、ちぎれてしまいます。

 

では、ちぎれない様にする為には?

ある程度の伸び変形しても元の状態に戻れるだけの強度が必要に成ります。

 

その時に、ボルトの軸でセンターを出している状態のコンロッドだと?

ボルトが伸びたり、伸びた上体でゆがんだりした時に、メタルが入っている穴自体が ズレ や 変形 する事になってしまいますね?

ですからボルトがその様な状態になった場合でもボルト穴に接触しない様に穴径に対してちょっと細く作られている訳です。

 

そんな事無いだろ!ノーマルのRB26がボルトでセンター出ししてるんだから!

と言う人も居るでしょうね?

それは、ノーマル基準のパワーであったりトルクだからなのですね!

 

 

でなければ、わざわざそんな作りにはしない訳です。

フルチューンのパワーやレスポンスゆえの作り込みと言う部分ですね!

 

それだけの厳しい条件に耐える為のボルトですから、相当のノウハウや設備が無いと作れないので、ARPと言うメーカーが有るんだと想います。

そのうち、○国製のコピー商品でも出てきたら(もしかしたら既に有るかも?)ドッカン、ドッカン壊れ出すんじゃないかと心配で心配で...^^;

 

今回のコンロッドのピンが届いたので、慎重に慎重に交換作業をしました。

今までの状態で、ロッド側の穴が場所によっては少し傷が入っていたりで、ピンを新しくしても製作時の様に合わせ面がまったく真円とは行かない物も有りましたが、

使用するには問題の無いレベルにまで修正出来ました。(^^)v

 

組んでは外し、締め付けては計測して又組みなおして と何回も何回も...

何で、こんな事になってしまったの?と自問自答して居ると?何となく頭に来ますね!(-_-;)

 

ほんのちょっとした 気使い が有れば、こんな事しないで済むんですけどね...(-_-;)

 

後で又詳しく書いてみたいと想って居ますが、

エンジンを組んで居る時がサイコー!と言われてる方がいらっしゃいますが、

私からしたらちょっと不思議です...

 

組みあがった時は、やったー!と言う達成感が沸いて来ますが、

組んでる時や、組む前の準備を整えてる時って、大変じゃないんですかね?

私は疲れて疲れて...^^;

 

それでは、この辺で...

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RB28進めて居ます。

garage nakamuraです。

オーバーホール中のRB28エンジンなのですが、色々と進めて居ます。

先日ブロックの加工を第一段階終わらせて、乾燥するまでちょっと時間が必要なので別の部分を色々と考えながらやっています。

 

私の所では最近は随分と暖かくなって来まして、夜の作業が楽になりましたね。

昼間も気持ちの良い気候になって来ました!

 

ただ、今年は風の強い日が多いように感じます。

黄砂やPM2.5が問題になって居ますし、それはそれで問題なのですが、

エンジンパーツの洗浄や保管にも気を使います。

 

折角 綺麗に洗浄して並べても嵐のような強風が吹いたのでは、

いくら戸締りをして置いても何処からともなく細かい砂埃等が入り込んでしまいますから考え物です...

 

オイルポンプも分解して状態を確認しました。

 

このエンジンにはトラストの大容量のオイルポンプが付いていまして、そのおかげでノーマルよりも油圧が高く、流れている量も多かった為に大きなダメージにならずに済んで居たと以前のブログで書いたと想います。

 

ただ、子メタルの5番が流れる寸前でしたから多少のメタルかすは流れている筈ですし、ギヤの当たり等も点検の対象ですから迷わず分解です。

シール剤がオイルの流れる部分にしか塗ってないんですね?

私とは違う考え方なんだなと...

 

ギヤの当たりその物は特別悪い訳では無いのですが、やはり面取り加工等はやってないですね。

上手く画像に撮れないのでアップしませんが、ケースがアルミですからほんの少しでもサーっと面取りして上げるとケースに対しても優しくなるんですよ!(^^)

 

今回はピストンピンDLC加工に出しましょう!とオーナーさんと話しが纏まって居たので、

そのついでにオイルポンプのレギュレターバルブDLC加工に出す事にしました。

 

オイルポンプの圧を逃がす部分なのですが、ポンプ本体のアルミ部分に多少のカジリが見られたので、

上手く動いてくれる様にと願いを込めてね!^^;

 

で、このDLCなのですが、処理面はツルツルになって居た方が良いらしいのですよ!

ピストンピンと一緒に旋盤に冶具を取り付けて磨いておきました。

画像では余り綺麗に磨かれている様には映っていないのですが、実物はもうちょっと綺麗になって居るんですよ...^^;

 

 

最近なのですが、磨き に関して色々と試行錯誤しています。

クランクのジャーナル等ですが、ピカール青棒で磨く方が多いのでしょうね?

中にはメタル等も...

 

でも、それだと一見綺麗になっている様に見えても 実は 傷だらけ にしているのと同じ事なんだという方も居るようです。

実際、ピカピカに磨いたクランクジャーナルで組んでも次回のオーバーホールで開けた時にピカピカのまま出て来るって事は?

 

その辺も頭に入れて、今年は F1フィニッシ を目指して居るのですが、

自分のエンジンじゃないと出来ないテスト部分も有るので、早くサニトラのエンジンを組みたいと考えている今日この頃です。笑)

 

それでは、この辺で...

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RB26バルブシートリング入れ替え。

garage nakamuraです。

RB26バルブシートリング入れ替えをやりました。

やりましたと言っても1箇所だけなんですけど...


実は、今お預かりして作業を進めているRB28に使うヘッドなのですが、

ノーマルのバルブシート高さでは、バルブリフターのオイルラインが出てきてしまうと以前書いたと想うのですが、


私なりの寸法出しをして、加工を始めたのですが...

シートカッターだけで削るにはちょっと多目?だったので、粗取りだけでもフライス盤でやろうと想って削りだしたんですね。

追い込む寸法もちゃんと覚え込んで始めたつもりだったのですが、何故か2本目に間違って多目に削り過ぎてしまいました...^^;


インテーク側の1本だけ燃焼室から見て、他よりも沈んでしまうんです。

ほんの僅かならば、揃え様も有るのですが、ちょっと無理っぽいです...(-_-;)


やってしまったものはしょうがないですから、入れ替えとなるのですが、手持ちの材料ではちょっと質が変わり過ぎてしまうので、

急遽、仲良くして頂いている業者さんから少量だけ譲って頂いて、他のシート部分を仕上げてから取り掛かりました。


バルブガイドを入れ替えた時の様にヘッドを暖めて、新しく入れるシートリングは本とはドライアイスで冷やすのですが、今回はです。笑)

ノーマルのシートリングを座繰り取って、元穴を最小限で修正して新しく入れるシートリングとの圧入代を計算します。

(と言っても足し算、引き算なんですけどね!笑)


無事に入った画像です。

ポートスロート部分との段差も殆ど無く入れられました。

(見ずらくてすみません)

今回は1個だけですから難なく出来ましたが、これを24個やるとなると、疲れますね...

特に夏場はやりたくない仕事です。^^;


ボーリング屋さんは凄いと改めて感じました。

私は たま にですから良いですが、これを何個も連続でとなったらちょっと気が滅入ると想います。


でも、今年はこの辺も含めてエンジンの細かい部分を色々と詰めて考えてみようと想っているんです。

幸い、実験材料のサニトラが動きますから楽しみで、楽しみで!(^.^)


古いA型エンジンなんかじゃ今のエンジンには通用しないだろうよ!って?


いえいえ、そんな事はないと想うんですよ!


昔、先輩メカニックから言われたんですが、

A型エンジンを本とに回せる様に作れれば、他のエンジンだって回せるよ!と...


確かにエンジン1機種ごとの違いが有るのは当然ですが、でも考え方、取り組み方に違いは無いと感じています。

早く仕上げて良い音を聞いてみたいです!


それでは、この辺で...

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RB28用のヘッド加工再開始です。

garage nakamuraです。

ちょっと、とどこうって居たRB28ヘッドの加工治具も出来上がったので再開しました。

オーナーさん、遅れててすんません...^^;


今まで使っていたヘッドが少しの加工で再使用出来れば良かったのですが、

どうにも使えそうに無いので新たにポート研磨燃焼室加工と進めては居たのですが、

なにぶんにも役目が多すぎて...


社長兼 運転手兼 メカニック兼 掃除婦兼 お茶組み兼 ^^;笑)


燃焼室の加工も粗方終わって居るのですが、燃焼室に関してはブログに画像を載せる訳にはいかないのです...

よそ様のブログでは平気で画像が出ているようですが、

私は燃焼室に関してはこう言う場で公開する気にはなれないのです。


早い話が秘密ですね!笑)


別に見せられないほど汚いとか、削り方が下手糞と言う訳では無いですし、

見る人が見ないと何がどう違うのかも理解出来ないと想うのですが、エンジンの中で一番の大元になるのが燃焼室だと感じています。

以前、一人だけお客さんだった人にはヒント的な?事を話しましたが、その頃と現在は又違った考えになって居ます。

(だから、判ってるよ!的な勘違いは持たないでね!)


付いていたカムシャフトは再使用になるのですが、このカムが意外とリフト量の有るカムなので、

慎重に計測しているところです。


RB26のヘッドの場合はリフター穴の横オイルラインが有りますから、リフトの高いカムを使う場合はバルブのセット長を考えないと?

カムがリフターを押し下げていった時に、このオイルラインよりもリフターが下がってしまうと?


そうです!

ここからオイルリークしてしまって、油圧が逃げてしまうんですね。


じゃあ、そうならないように、バルブの高さをうんと高くすれば?

では燃焼室ポート形状に影響が出ますから(人それぞれの考えは有るでしょうが)そうは行かないんですね!


その辺の良い所を探る為に、カムのリフト量バルブシート高さバルブスプリングの設定等

色々と加味しながら複雑な計算を 私の 勘ピューター?で処理して居ます。^^;

(ただの足し算、引き算と言う話もチラホラ...)


まあ、何はともあれ、大切な部分の加工に成りますので、気を引き締めてやらせて頂いて居ます。


話はガラッと変わりますが、


ここの所、一段と こうば も寒くなって来ました。

今現在 ほんの少し路面が濡れる程度に雨が降っているようです。

雪にならなければ良いのですが...

昨日12月14日は 赤穂浪士 の討ち入りの日でしたね。

元禄15年12月14日(1703年1月30日)と成っていますがこれは?...


毎年今頃の時期になると、赤穂浪士の話が胸を突きます。


言い伝えと、残された記録以外に知る術は無いですし、色々と諸説は有るようですが、

私はこの物語が好きです。


自分に置き換えて、もし私が浪士の一人だったら、

ちゃんと最後まで皆と行動を共に出来ていただろうか?


やれた!きっとやれたと想う!


では、元服した息子はどうだ?

息子も一緒に出陣させられたか?...


う~ん...


自分が出陣するのは、忠君への儀の他に残った家族に、息子達に、お前の親父はやり遂げたんだ!

と言う事実を残してやりたいと言う想いも無きにしもあらず...


浪士達の胸の内を想像する度に 熱い想い と 辛く悲しい想い が複雑に絡み合う そんな時期がこの季節です。


ちょっと、車の話と関係無い話になっちゃいましたね。^^;


それでは、この辺で...

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RB28のコンロッドが変です?

garage nakamuraです。


O/Hを進めているRB28エンジンコンロッドな部分が有る事に気が付きました。


最初にバラした時に5番のコンロッドメタルが危うく回りかけている状態でしたから、

その辺の部分にばかり気を取られていましたし、どのみちメタル類も全部交換になる様に見えていたので、

新規にメタル合わせの時に確認すれば良いかなと考えて居ました。


一応メタル合わせ的な?事はやってある様には見受けられたコンロッドなのですが、

5番以外のメタルを確認すると?

当たり具合が何とも変なんです。


画像では見難いのですが、キャップの合わせ面に ノックピン が入っていますね?

3mm程の太さのピンなのですが、これがキャップとロッドのセンターを決めて真円が出る様に作られているコンロッドです。

ところが、合わせてキャップを密着させるとキャップ側とロッド側にズレが出てしまいます。


6本のコンロッドが多い少ないは有るのですが、全部です...

ただ、ズレ具合が微妙に違うのが気になって、よ~く見てみました。


ボルトの伸びを確認しながらメタルを入れずに本組みと同じ様に締め付けてみると、

少ない所で100分の1,5mmで多い所では100分の4mmもキャップとロッドの合わせ面部分で ズレ が有ります。

これでは、新しいメタルを組むどころか、メタル合わせどころの話では有りませんね!(-_-;)


縦方向のサイズはちゃんと出ています。

横方向の ズレ だけ不正確にコンロッドメタル内径を仕上げると言うのは逆に難しいと想うんですよ...


では、何故?


これは組み方の問題ですね!


3mmのノックピンですが、センター位置決めの役目が有る部分ですからクリアランス的にはややキツメの仕上げになっています。

ですから、組み付けの際には出来る限り真っ直ぐに左右均等に合わせ面が重なって行かないと、ピンが齧ってしまう事になってしまいます。


合わせ面を合わせるだけで、後はコンロッドボルトグイグイ締めて組み付けてしまったんでしょうね?...


画像には細かくて写らないのですが、でピンをなぞって見ると?

わずかに凸凹が確認出来ます。

一応メタル合わせ的な?とは言いましたが、これではメタル合わせにはなっていなかったんじゃないかなと想われます。


さ~て困った...

と言う事で、ピンのバリをそーっと削ってみたり、きつく入ったピンを工夫して掴んで180度回してみたり...

やっとの想いで4本だけは何とか使えそうかな?と言う状態に出来たのですが、残り2本はちょっと難しそうです。


駄目もとで?メーカーの方に連絡してみると?

今までその手の問い合わせは無かったそうです。

ピンが有れば、他の部分は何とも無いので、どうかお願いします!!と懇願しましたよ。(^^)


そしたら、願いが通じてピン単体で出して貰える事になりました!(^^)v

まだ物は届いて居ませんが、お金は振り込んで有りますので、出来次第 送って貰える筈です。


このRB28後から後から色々と問題が出て来ます...

一番の問題は、このエンジンを組んだ人は、エンジンがこんな状態になっている事に気が付いて居ないと想うんですよ。

そこの部分が一番の問題じゃないのかと...


何百万円?も掛けたエンジンがこれでは、お客さんは納得出来ないでしょう?

初めてやる事は出来なくてもしょうがない部分も有るとは想うんですよ。

誰でも最初は初心者なんですから!


でも、真面目に取り組んでいれば他の人が出来ているなら自分にだって出来る筈なんですよね?

何の世界でも一緒だと想うのですが、


慣れや慢心が自分自身を駄目にしてしまう、成長を止めてしまう。


と言う事に気が付いた人が伸びられるのかな?と自問自答しています。(^^)


それでは、この辺で...

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RB26ブローエンジンの恐怖?

garage nakamuraです。

現在オーバーホール作業を進めているRB26改RB28のブローエンジンに使うヘッドの画像です。


先日のブログでアップしたこれまたブロック部分のブローしたヘッドバルブリフター穴のアップ画像です。


とり合えず加工前に綺麗にして気分を盛り上げる為に(笑)洗浄液にドブ漬けで外見はそれなりに綺麗になったんです。

なったんですが、リフター穴の中程に開いているオイルラインを見て下さい...


一見すると砂の様にも見えるゴミが有りますね?

これはクランクまわりから出たメタル関係の破片と言いますか、メタルが流れて粉々に成ったものがオイルポンプで送られて来たゴミですね。

カムジャーナルの受けのハウジング部分は余り傷が付かずに済んでいるのが幸いです。


ここの部分は加工が総て終われば改めて洗浄しますが、の様なゴミオイルラインの隅々まで回り込んで居ます。

洗浄ガンでエアーで圧力を掛けながら白ガス等で洗いますが、それで総てのゴミが取れると思いますか?


当然取れるでしょ?取れるまで何時間も洗うんだから!

と言う方もいらっしゃるでしょう...


答えはNOでしょうね?


ヘッドには何箇所かメクラ栓が入っています。

これはメーカーでの製造段階で設計図に添って機械加工でオイルライン等を開けますが、

その工程が終わればメクラ栓を打ち込んでオイルが漏れ出さない様にする訳ですね。


数や形こそ違えど、どのエンジンでも必ずそう言う部分が有ります。

そこで、そのメクラ栓の形なのですが、圧入する先端の形状は若干テーパー先細い形になっています。(私が見てきた物は!)

すると、例えば10ミリの太さのオイルラインに先の方が9ミリ位に先細りになったメクラ栓が入って行く訳ですね?<例えばですよ!


勘の良い方なら判ったと思うのですが、そのテーパーになっている先端の部分には隙間が出来る訳です。

大きなメタルゴミ等で有れば挟まりませんが、これが例えば0,05ミリ位の大きさだと簡単に潜り込んでしまいますね?

0,05ミリ位の大きさと言うのが、厄介なんですよ!


これに気が付かず一見綺麗に洗えた様に勘違いしてエンジンを組み上げてしまうと、

エンジンが動いている時に何かの拍子でオイルラインの中に流れ込んでしまったら?と考えると怖いですよね?<中には怖くない人も居るでしょうが!(ーー;)


こう言う理由からブローエンジンは敬遠されるのです...

画像のリフター穴右側に見える様なメクラ栓も総て抜いて徹底的に洗浄します。


そう言う工程をせずに知らずにエンジンを組んでしまうと?

何だか判らずに調子が出ないとか、短命なエンジンになってしまうんですね。


メクラ栓を抜くにも工具やノウハウが必要になって来ますし、圧力の掛かったオイルが流れる部分ですから新しくメクラ栓をセットするのもバリ等が中に入り込まないように神経を使う部分なんですね。


エンジンを作り直す際に総て新品パーツで作れるならばそれに越した事は無いですが、

手をいれる事によって

使える物に成るのであれば何とか使ってあげたいですね?


そう言う気持ちでエンジンともお客さんとも接しています。


まあ、中には理解しようとしない人も居ますけどね!^^;


それでは、この辺で...

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RB28用ヘッド洗浄終わりました。

garage nakamuraです。

先日、洗浄液に漬けて置いたRB28用のヘッドを取り出してシャワーをしている所です。


走行距離も比較的少ないエンジンでしたから、特別念入りにブラッシング等しなくても綺麗に成りました。



これからポート研磨燃焼室加工水穴周りの加工等、やるべき事が山盛りなのですが綺麗に成っていると気分も乗り易いですから!笑)




画像は上から3番4番5番6番になるのですが、5番6番のピストンは割れて無くなってしまうほどだったのでスキッシュの傷も納得なのですが、

4番のスキッシュにも傷が入っていますね...


オーナーさんとその辺の事については話をしていないので断言は出来ないのですが、

5番6番の破片を吸い込んで傷が入ったのかも?と感じています。

と言うことは?ガガガガッタンガタガタレディーガガ(笑)っと来た時にちょっとそのまま走ったんでしょうね?(ーー;)




それにしてもこのヘッド、運が良かったとしか言いようが無いと、つくずく感じています。

もっと走りたいんでしょうね!(^.^)



画像ではちょっと見え難いのですが、排気ポートの123番456番カーボンの落ち具合が違っています。

これが何を意味するのか?


タービンも純正のセラミックのままですし、インジェクターもノーマルの444ccのままでしたしね。

色々考えられるのですが、前側のタービンと後ろ側のタービンの排圧のバランスとかも関係しているのかも知れませんね?

あくまで私の推測の一つに過ぎませんから、あてにはなりませんよ...^^;


頑張って仕上げて、もう一花咲かせて貰うつもりで居ます。


それから、昨日の


今、やるか。

一生やらないか。

考えると、結局この2つでしょうね。


についてなのですが、誤解されてしまうと本意では無いので付け加えさせて頂くのですが、

これは、思い立ったら何が何でも今すぐやりましょう!と言っているのでは無いので誤解の無い様にお願いしますね。


何かやりたい事が有るのならば、始める前から結果を考えるのでは無く

始めるに当たっての準備や始め方、始めてからの目的達成の為の進め方等の事で、


ただただ考えて想像して、やっても居ない事を人やネットの情報だけでお腹一杯になって満足してしまうのは勿体無いでしょう?


と言う事です。


何でもそうだと想うのですが、結果はどうあれ、やった人にしか判らない理解出来ない 何か って有ると想うんですね。

考えているだけ、アイデアだけでやらずに後悔するよりは、やって上手く行かなければもう1回やって、自分が気が済むまでやって...

それでも駄目だったら?


その時は 反省 すれば良いんじゃないでしょうか?

ただし、周りの人や家族に迷惑が掛かる様な事は別問題ですよ!


う~ん、文才が無いので上手く伝わったか不安ですが...(ーー;)


言葉で伝えられたらもうちょっと上手く言えそうな気がするのですが、すみません^^;


言葉でも、 私は口下手だから と言う人が居ますが、それは私から言わせて貰えば努力が足りないと想います!

伝える努力理解して貰う努力はするものだと想いますよ!


黙っていても分かり合えるなんて事は中々有るものじゃ無いと想います。

又 脱線ですね。笑)


それでは、この辺で...

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RB28に使うヘッドなんです...

garage nakamuraです。


先日からのRB28の修理で使うスペアーヘッドの作業を進めています。

今まで使っていたヘッドはちょっと使い物にならない為に、オーナーさんの車に元々載っていたノーマルエンジンのヘッドを使う事に成りました。


実はこのヘッドもブローしたエンジンに付いていた物です。

距離的には3万キロちょっとしか走っていないエンジンだったのですが、

暫く寝かせて置いた後に車検を取って乗り出したら、まもなくブローです...(ーー;)


ブロックの5番が吸入工程の時にコンロッドかシリンダー(ばらばらなのでどちらが先かはっきり判らなくなっていました)が逝ってしまって、

ブロックの両側に大穴が開いて腰下部分が全滅になったにもかかわらず、ヘッドは何とか使えそうに残ってくれました。



私の所では、RB26エンジンが多いのですがその中でもノーマル状態のエンジンの中では間違い無く一番パワーの出ているエンジンでした!

余談ですが、ノーマルタービンでシャーシで490馬力出ているノーマルエンジンが有ったのですが、それよりも良かったです!

距離が進んでオーバーホールの時期が来るのが本とに楽しみのエンジンだったんです...


はっきりした事は判らないのですが、同じRB26でも何種類か有るんですよね?

ブロックの強度とかではなくて、パワーが出ているシリーズと言うかラインと言うか、何台か遭遇しています。(ノーマルの純正状態です)

一体何処がどんな風に違うのか?開けるのが楽しみだったんですね!(大体は見当が付いていますが、確信が欲しかった...笑)


まあ、過ぎてしまったことはしょうがないですし、このヘッドに第二の人生ならぬ、第二の仕事をしてもらう為に分解点検&洗浄して居ます。


インテークバルブの曲がり6番に有るのはバラす前に判って居たのですが、もしかしたらガイドは割れてないの?と不思議に感じていたのですが、

バルブを抜いてシートリング側から見たら?


やっぱり割れて居ました...当然と言えば当然ですね。バルブがこんなに曲がって居るのですから!笑)





今回はこのままノーマルガイドで行く予定で居ます。

大丈夫かって?大丈夫ですよ!

走行距離も少ないですし、磨耗も少ないですし、何よりこれ以上ガイドも割れないでしょう?!(^.^)


あ、ちゃんと揃えますよ他のガイドもね。

エンジン回転は抑えて使う予定で居ますから、ガイド交換は次回のオーバーホールまで取っておきましょうとオーナーさんと話も決まっています。

(オーナーさん割れはまだ見ていないですけど...)


他所様の所はどうなのか判りませんが、それなりのエンジンを作ろうと思ったら、結構な数の加工箇所が有るんですね。

やろうと思えばそれこそキリが無いほどやり方が有ります。

どの辺で線引きするか?なるべくやってあげたいのは山々なのですが、時間も掛かってしまいますから悩ましい限りです。


時間が掛かるとお金も掛かるだろって?

そんな事は無いと思っていますよ。

それに金額はオーナーさんと相談していきなり高額請求なんて事はうちでは一切無いですから!(^^)v


それでは、この辺で...

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RB28のヘッド再起不能です...

garage nakamuraです。

オーバーホール中のRB28ヘッド再使用不可な状態で再起不能です...

細かい計測はしていなかったのですが、ヘッドも分解が終わり、オーナーさんにもある程度説明も終わった所で、

私としては、ブロック部分の特にクランクが気掛かりでそちらばかり手を掛けて居ました。


ある程度クランク再使用のめどが立ったので、ヘッドポート追加工等の用意の為に洗浄液にヘッドを浸す用意をしなくちゃな!

と、バラしたヘッドを何気に眺めていました。


実は、バラしながら気になっていた事が有ったんです。

それは、カムキャップバルブリフターと外しながら、当たりが悪いんですね~...(ーー;)

車に載せて実走行で約5000キロ乗った訳ですが、

組まれているヘッドが中古でも(クランクやピストンは新品で火が入る前のエンジンでした)カムシャフトは新品が組まれて居た筈で、それにしてはバルブリフターの側面小傷が多いな?と感じていました。


カムシャフトヒール部分(バルブを押し下げる山の部分です)の面取りと言いますか、角の部分は当然のように手を加えて有りませんでしたから、


リフターのカムの当たり面はそれなりに悪い当たりで、あ~あ、これも磨き決定だな?と覚悟はしていたのですが、

それにしても うち で使っているオイルの割には当たりが悪すぎるな?と...(当然、慣らしの段階から同じオイルを使っています)


どうも気になりつつ、リフター穴を見ていたら?

あれ~!!何だこれは!?

カムをノーマルよりもリフトの有る物に交換する場合、場合によってはカムの逃げ加工をするのですが、

その逃げ加工がちょっと削りすぎて有ります。


画像を見て頂くと判ると思うのですが、リフターの入る穴の中ほどに長穴が見えますよね?

ここはオイルギャラリーになっていて、エンジンが回りだすとオイルポンプから送られたオイルが一杯に回るような仕組みになっています。

インテークもエキゾーストもここのオイルギャラリーに油圧が掛かってリフターの側面に又、右側に見えるカムジャーナルのオイル穴にオイルが噴出して潤滑する仕組みになっている訳です。


ところがカムの逃げ加工の為に削った部分が僅かに削りすぎて居る為にそこからオイルがリーク(漏れ出し)して、

リフターの側面及びカムジャーナルバルブリフターの上面潤滑不足になっていたと思います。


大幅に漏れ出すほどの隙間が有った訳では無く、ギリギリ焼きつかない程度に漏れていたのと、

オイルポンプノーマルよりも容量の大きな物だったので何とか持ち応え気味で頑張って居たと言うのが適当かな?と...


こちらがノーマルの無加工状態のリフター穴部分です。

まったく違いますよね?


わざとオイルがリークするように削った訳では無いでしょうが、ちょっと考えれば理解出来る部分だと思うのですが...

このヘッドはバルブガイドもブロンズ系の物に交換して有りますし、それなりにお金の掛かっているヘッドだと思うのですが、

これでは普通のやり方では修理と言うわけには行きませんから(絶対出来ない訳では無いですが)再使用は無理と諦めですね。


ちょっと残念な結果になってしまいましたが、オーナーさん自前のスペアヘッドが1個あるのでそちらで作り替えになります。

金額が掛かってしまいますから、ガイドはノーマルのまま加工になっちゃいますかね?

ポート加工などが進みましたら又アップしたいと思います。


それでは、この辺で...

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