32GTRの45Sタービンオーバーホール
garage nakamuraです。
前回のブログでアップした32GTRガンダム号の45Sタービンのオーバーホールの様子です。
当時販売されていたキットのエキマニは鋳物のマニでこの車もそのまま使用しています。
マニを外さずにタービンが外れると思ってバラシ始めたのですが、暫くぶりなので組み付けた私も勘違いしていました。
ちょっとクリアランス的に無理な様なのでマニホールドも外し始めましたが、
カバーを外す段階でボルトが焼きついていて画像の様な状況です...<想定内ですが、(^_^;)
取り外してそのままの状態でコンプレッサーカバーを外して見ると?
コンプレッサーの羽の裏からオイルが漏れています。
この様な状態で連続高付加を掛けると、漏れ出したオイルがエキゾーストハウジングに熱せられて火が出る可能性も有りますから気を付けねば成りませんね!
排気側は特別オイル漏れ等の症状は無かったのですが、分解して行くとそれなりにオイルが燃えていた形跡が有りますね。
排気の羽のすぐ下の所に有るのが、オイルをシールしているシールリングです。
ちょっと見ずらいと思うのですが、ここの部分にカーボンが溜まってしまうとリングの動きが悪くなってしまってその結果オイル漏れの原因となってしまいます。
シャフトの2箇所に光っている部分が有りますが、ここがベアリングが当たっている場所です。
大きな傷は有りませんが、特別綺麗な当たりと言える状態では有りませんね?
クランクシャフトのジャーナル等と同じでピカピカになって居た方が気持ちが良いですから旋盤にくわえてラッピングしました。
シールリングが入る溝もカーボンを取り除いてリングが上手く動いてくれるように綺麗に掃除します。
今回はシールリング&メタル関係のパーツ交換だけで本体カバー類やシャフト、インペラーは再使用です。
サンドブラストや洗浄で綺麗にした所で組み上げました。
組み付け中は集中して居るので途中の画像は取れませんでした。^^;
組み付け後、手で回した感じでも十分滑らかに回ってくれましたから、
この先暫くは快調に良い仕事してくれると感じています。(^_^)v
今はこの45Sタービンは生産が終わっていますし、今現在のタービンと比べると古さは否めませんが、
ある程度手の入ったRB26等ではパワー的なものは十分のポテンシャルを持っていると思っています。
組み合わせるカム等によっても様々ですが、ターボらしいターボと言えば良いんでしょうかね?
いわゆるどっかんターボです。
どこから踏んでもスーッとブーストが立ち上がる様なそう言うスムーズさでは無いですが、
乗っていてワクワクする様な?そんな男らしい?タービンですね!
助手席に乗った人は今まで皆一様にビックリしていました。笑)
それでは、この辺で...
質問や判らない事が有る方はお気軽にメールを送って下さい。
管理人にメール の欄からアドレスを変更して頂ければ私に届きます。
(迷惑メールが多いのでご協力お願い致します)