RB25バルブシートカットです。
garage nakamuraです。
いつもお世話になっている先輩からRB25エンジンのバルブシートカットの仕事を頂きました。
有難う御座います!(__))
先輩の所でエンジンオーバーホールを依頼された訳では無くて、
お客さんが勢いに任せて?バラしてオーバーホールするんだそうです!
以前にポンカムも自分で組んだそうで、その時も先輩が 助け船 を出さなければ危なかったそうです...(ーー;)
今回は走行距離が16万キロなので、別にエンジンの調子が悪い訳では無いのだけれど?
やってみようかな?的なノリで始まったんだそうです。笑)
折角オーバーホールするんだからバルブシートカットくらいはやっておいた方が良いだろう?
と言う事で私に声を掛けて頂いた訳です。
考えてみると?私はRB26ばかりで、RB25のヘッドは加工は初めてだったんですね!(^^)
私は車も見た事が無いのですが、ブーストアップで乗っている状態だと言う事でした。
ヘッドを診た感じでは、そんなに荒い乗り方をしている様には見えませんし、
オイルメンテもそれなりに気を使って居る感じに見受けられます。
16万キロと言う距離の割には、バルブもバルブシートの痛みも少ないですね。
まずインテークバルブの当たり面にも傷が殆ど無いですし、カーボンの噛み込みも見当たりませんから当たり面修正のグラインド加工は無しで行けそうです。
エキゾーストバルブの当たり面は磨耗は同じく見受けられないのですが、カーボンの噛み込みに拠るアバタ状の傷は結構出ています。
本来ならば修正なのでしょうが、シートカットをしながら バルブすり合わせの段階で上手く面出しをして済ませました。
RB25の場合はバルブクリアランス調整はシム式では無く、ラッシュアジャスターですからスプリングセット加重も弱めですから
バルブシートとの当たり面の痛み(磨耗)は少ない分、噛み込んだカーボンをすり潰したりする点ではRB26よりは不利だと感じますね!
意外と想われるかも知れませんが、使っているエンジンオイルによってもこの現象は違って来ると考えて居ます。
燃焼室に付着するカーボンはガソリンが燃焼した時に出る成分も有るでしょうが、
エンジンオイルが燃えた時に出るカーボンも有るんですよ!
マフラーから煙が出る程オイルが燃焼しているのは別にしても、
ほんの僅かですが、オイルも燃焼して居ます。
シリンダーに付いたオイルをピストンリングが掻き落として居ますが、全部を落としてしまったら?
潤滑出来無くて、焼きついてしまいますよね?
レベルゲージで確認するたびに減っていないけど!?
とは言っても ほんの僅か ですがオイルは燃焼しています。
その燃えた時に出るカーボンの質と言うんでしょうか?
硬い、柔らかい、燃えやすい、バルブとシートの間ですり潰しやすいか、どうか?
と言うのもオイル性能の一つとしてとても大切な条件の一つとして私は捉えて居ます。
レース用的なショートライフならば余り関係無いかも知れませんが、
ストリート用として長い距離を性能低下(燃焼室の汚れ等)無しに使えると言うのも大切なんじゃないかと...
あらら、横道ですね!^^;
シートカットも済んで画像は無いのですが、バキュームテストもOKでした。
光明丹で当たりを見るよりも軽く摺り合わせをしてバキュームテストをした方がハッキリ判るのでいつも同じように作業しています。
よく、摺り合わせを終えたバルブをセットして、燃焼室に灯油等を入れてポートに流れ出ていないかで判断される方等もいらっしゃいますが、
私が使って居る摺り合わせのコンパウンドでは 粗目なんできちんと当たりが出ていても、
長い時間置いておくと?まるで当たりが出ていないかのように出てくる場合が有りますが、その辺は考え方の違いですね...
RB26位のバルブガイドのクリアランスになると、バルブステム部分からも結構な漏れが有ります。
ですから、オイルがその部分を補助するんです。
燃えた時に硬いカーボンになってしまうオイルを使って居ると?
特に排気側のガイドもバルブステムも厳しい条件になってしまいますね?
オイル管理と使用するオイルって、エンジンにとってはとても大切な部分なんですね!
でも、それと同じ様にそれを乗るドライバーの乗り方も、とても大切な一部分です。
シートカットの話がオイルの話になってしまいました...^^;
それでは、この辺で...
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