ハコスカGTRドライサンプ仕様!
ハコスカGTRドライサンプ仕様のエンジンルームの画像です。
エンジンはS20ですね。
なんでドライサンプのポンプの見える方から画像を取らないの?と成りますよね...
ところが、このS20に付いているドライサンプのポンプはエンジンの中に取り付けるタイプで外からは見えないようになっているのです。
通常はブロックの前方にブラケットを介して取り付けクランクプーリーからベルト駆動するのが一般的なのですが、S20の場合はノーマルのオイルポンプを取り外した所にこのドライサンプのポンプを取り付けてギヤ駆動で動かしています。
ブロックには元々ドライサンプオイル取り出し用のねじ穴が有ります。
設計段階でそういう使い方を想定した作りなんですね。
ワークスが威信を掛けてレースをしていた時代です。良い時代だったと思います。
日産がワークスで使用していた頃の物と限りなく近い状態に作ったものだそうです。
オイルの容量は約12L入るように作られています!
画像の右上の黒いタンクがオイルの入っている部分ですね。
オイルクーラーも付いては居ますが、夏場にサーキットを走っても兎に角油温が上がらなくなったそうです。
確かにオイルが12Lも入れば温度は抑えられるでしょうね。
1回のオイル交換の金額はちょっと大変でしょうが、ある程度長く乗れますし、安心してコーナーも踏めるでしょうし何よりもマニアックでマニアにはたまらないパーツの一つですね。
金額もここでは書きませんが 相当な金額 だったようです。(^^)v
S20エンジン自体が数が少なくなっていますからそれにまつわる話も色々と有るようです。
結構有名なお店で結構な金額でエンジンを組んでもヘッドやブロックが取り替えられていたとか、中のパーツが取替えられていたとか?
お店側としては在庫のヘッドなりブロックを加工しておいて依頼が有れば直ぐに交換して車を、エンジンを仕上げた方が効率も良いですしお客さんにも待ってもらう時間が少ないですからそれはそれで良いのでしょうが、
S20等の絶版車に関してはヘッドやブロック等も今現在新品で手に入る物では無いですから、なるべく自分の車に付いていた物を使って貰いたいと言うのが本音じゃないんですかね?
このS20のヘッドが何種類か存在するのですが、燃焼室に良くクラックが入るんですね。
プラグ~バルブシートリング間とかが結構入っている物を何度も見てきました。
軽いものならばそのまま使用していても大丈夫な物も有りますが、深いクラックですとウヲータージャケットと繋がってしまったら完全にアウトですね...
この車は先輩の所に車検で入庫されていたものなのですが、いつも必ずS20エンジンが入庫しています。
お邪魔するたびにこのエンジンを見ると早く私の車も仕上げたくてウズウズしてしまって精神衛生上宜しくないです。www
機会があればこのブログでもS20のエンジンの細部を紹介させて頂きたいと考えています。
それでは、この辺で...
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