サニトラ(日産レース用オプション)カムスプロケットのセット方法。
garage nakamuraです。
私のサニトラに使用している日産レース用オプション品のカムスプロケットです。
今はもう廃盤になってしまっているんでしょうかね?
(私以外の人が私の周りでA型エンジン触ってないですから部品も取り寄せないので判りません...寂)
昔はL型エンジン用も8穴の開いたオプション品が販売されて居ましたし、A型エンジン用も画像の通りに有りました。
逆に言えば、今主流になっているスライドスプロケは当時はまだ有りませんでした。
古い話です。^^;
L型エンジンで使用したのが先なのですが、
チューニングエンジンだから、迷わずオプション品だろ~!と購入したはよいのですが、当時は使い方が全然判っていなかったんですね。
ただ、ノーマルよりも穴が多いからバルタイが取りやすいんだろうな?程度でした。
ある時、雑誌でオプションのスプロケットは優れ物だ!と書かれている記事を見つけて、簡単な説明しか書いてなかったのですが、
何度も何度も穴をずらして計測していたらやっと理解出来ました!
だから、今でも忘れずにきちんとバルタイが取れます。(当たり前の話ですが、笑)
見ずらくて、申し訳ないのですが、画像のスプロケには7個の穴が開いていますね?
1番の刻印が有る穴にカムのノックピンが入っている状態です。
見方は0番がノーマルのスプロケの場所になります。
そこから上側左回りに1,2,3 と刻印が打って有るのですが、こちら側がバルタイの進角(進み側)に成ります。
番号順に一穴で3度進む様に開けて有ります。
画像下側のA.B.C と刻印の有る方がバルタイの遅角(遅れ側)に成っています。
0番を基準に、1.2.3 と3度ずつ進んで、A.B.C と3度ずつ遅くなる様に作られている訳ですね。
では、実際にバルタイを合わせてみましょうか?
たとえば、バルタイを計測した所、自分の入れたいタイミングよりも15度ずれていたと仮定します。
もし、スプロケの0番で合わせてあると?穴の数が足りませんね?
そう言う場合はカムチェーンを一齣ずらす訳です。
一齣が大体18度になっています。
すると?15度動かしたい訳ですから、一齣ずらして、その後スプロケの穴を進めたい場合は1番に、
逆に遅らせたい場合にはAにすれば、0番の状態から15度動いた事になるんですね!
勿論,スプロケ外周側に刻印してある部分にチェーンの合いマークを合わせてですよ。
ただ、気を付けなければいけないのは、使用するチェーンやスプロケによっては幾分磨耗している物も有りますから(使用するには差し支えないと言う前提です)
物によっては、18度では無くて、17度位に成る物も有るようです。(経験談)
きちんと計測出来てくるようになると、このスプロケでも直ぐにバルタイが決まりますし、スライド式のスプロケを使うよりもズレに対する心配も無く組めましたね。
別にスライド式のスプロケでもズレてエンジンが壊れた事は無いんですけどね。(^^)
使い方が理解出来た当初は組む度に、
このスプロケを考えた人は頭が良いんだろ~な~!?と感心しきりでした。笑)
今は、この使い方を知っている人は可也少ないんだろーな?と想って居ます。
もう無くなってしまっている部品ですし...
と言う事は?読んで頂いている方もツマンナイナ~と感じて居るのでしょうね?
どうも、失礼致しました!m(__)m
それでは、この辺で...
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