RB26エア抜き通路修理しました。
garage nakamuraです。
昨日は、RB26のインマニ上に付いているエア抜き通路の詰まりを修理しました。
車はオーテックのステージアなのですが、
載っているエンジンは基本的に33GTRに載っている物と同じエンジンですね。
この車は、今現在オーバーホール中のRB28が載る車とは別のお客さんの車です。
走行距離は、約220000キロ位です!
以前にも何度か登場して頂いている車で、Motecが付いているのですが、エンジンは調子良く動いてくれて居ますね。(^^)v
普段は、ご自分で冷却水の交換等のメンテはされているのですが、
ちょっと前にエア抜きのボルトを外しても水が出て来ないんですけど?
と相談されて居ました。
試しに細い針金等で突いてやってみたのですが、その時は全然駄目でした。
コンプレッサーからの高圧のエアーを吹き付けてもどうにもこうにも貫通しません!(ーー;)
確か、寒い時期の頃だったので、普段の通勤等で使っている間は無理な回し方等もしないから、もうちょっと暖かくなって来たら修理しましょう!
と言う話になっていたのをすっかり忘れて居ました...^^;
これから気温がどんどん上がって来ると、水温も上がり気味になって来ますから、
特にシリンダーヘッドのエアーは抜ける様にして置かないとつまらぬトラブルの元になりますね。
RB26のヘッドはノーマルの状態ですと、ヘッドからインマに3箇所冷却水が流れる様に作られて居るのですが、
ヘッドの出口部分にエアー溜まりになる部分が 型 の関係で出来てしまうんですね!
ヘッド単体ならば加工出来るのですが、車体に載った状態ではちょっと無理ですね...
ただ、その加工をしても、ウォ-ターポンプの羽が回転する事によって、冷却水をかき回す度にエアーが出て来てしまうのが、宿命?ですので完全にエアーを抜くには(完全には無理ですが)エアー抜きタンクを付けるのが一番確実でしょうね。
あれ?何の話でしたっけ?
そうです、エアー抜き通路の修理でした。^^;
針金も駄目、高圧エアーの駄目ですから、バランスチューブを外して詰まりを取るのが一番確実なのですが、
このバランスチューブって、簡単には外せませんよね?
2本のパイプがインマニの間を通ってサージタンクの下のバキュームタンクに硬いゴムホースで接続されています。
短時間で出来る修理にはならないですし、狭い所に手を入れなければ外せないので、血を見るのは確実です!私が...笑)
で、オーナーさん了解の上で、エアー抜きボルトの上に打ち込んで有る メクラ栓 を抜いて、
その下に詰まっているゴミ(水道水のカルキ成分等が固まった物でしょうね)を取り除いてからタップ加工して沈みプラグを入れました。
ラジエターから軽くエアーを吹けば、水と一緒に溜まっていたゴミも出てしまいますから、これでOKですね!(^^)v
工賃もチューブを取り外して掃除するよりも全然安く済みますし、お客さんの財布にも優しいですし、
私も 血を見なくて済みます から良い事ずくめです。笑)
ちなみに、総て込み込みで¥8000で施工出来ますので、詰まってしまって困って居る方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。(__)
これからの時期は、水温も上がりますし、冷却系等にも厳しくなって来ますから、
クーラントの交換も済ませて置くと安心かも知れませんね!
クーラントの交換は2年に1回で良いんでしょ?
と想われて居る方が多いようですが、水温の上がりやすい車やパワーの有るエンジンが載った車等は1年に2回位交換した方が良いと感じて居ます。
特殊な高効率と言われているクーラントは別ですが、メーカー純正品のクーラント等は真夏にサーキットを3回も走行したら?
冷却効率は可也落ちる様な感じです...
冷却関係をきちんと整備した車で厳しい暑さを乗り切って、楽しい車ライフを過ごして下さい!(^^)
それでは、この辺で...
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