点火についてパート2
garage nakamuraです。
こちらは昨日から雨が降っています。
結構冷たい雨で気温も又下がっていますね?
皆さんも風邪等引かないように気を付けてお過ごし下さい(^^)v
さて、今日も点火の話で書かせて頂こうかと思っています。
なんだよ!つまんねーな!という方もいらっしゃるでしょうが、
そこは一つ”おとな”になってお付き合い頂けると有り難いです!爆
昨日のブログでプラグが点火してから燃焼が始まるまでに各気筒のピストンが同じ場所で燃焼が始まるのでは無くて、バラバラなんじゃないかな?と言う話をしました。
まあ、ちょっと位時期がずれてもあんまり関係ないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思うのですが、私はそれが結構影響するんじゃないのかな?と思っているんです。
今現在の点火装置の主流は俗に言う”フルトラ”と言われてるものですよね。
で、このフルトラの放電時間(プラグに火が出ている時間と言うことにしておいて下さい)はどれ位かと言いますと2.3m/s(ミリセカンド)
1000分の2.3秒位となっています。注、 ミリセックスでは無いです 爆!
この点火方式は、誘導放電型 と呼ばれていて、まずプラグの電極間に最初に 容量成分 と呼ばれる短いけれども強い電気が(電圧)が流れて火花の通り道を作ります。
そして続いて 誘導成分 と言う 容量成分 よりは弱いけれども時間の長い
電気(電圧が)プラグの周りの混合気に火を付けてを燃やし始める訳です。
それに対して”CDI”(コンデンサー、デスチャージ、イグニッション)は容量放電型と呼ばれる点火装置です。
こちらは、誘導成分が無くて、容量成分だけの高い電圧を発生させて混合気を燃やそうと言う物です。
その時間は”0.1m/sです。フルトラと比べたら20/1です!!
(フルトラ2.3m/s CDI 0.1m/sとして比較した場合です)
エンジンが6000回転で回っている時にクランクが1回転するのに掛かる時間は10m/sです。
クランク角度で約14度回ってると言うことになるんですね?
2.3m/sと0.1m/sを比べると大きな違いが有りますね?
ピストンがどの辺に有る時に燃焼を始めさせたいのか?
そう考えると...
それを考えると高回転でなるべく短い時間に同じ様な場所でパッと燃やしたいと考えるならば
CDI ということに成ってくるんですね?
私も実際にそう思いますし、経験しています。何故か?
それは、比較的低回転では混合気の動き(ガス流動ですね)が緩やかなので
パッと出て直ぐに消えてしまう”火”だと中々タイミングが合わない場合が多くて結果として失火したりするので、有る程度長く”火”を飛ばしていた方が燃えやすいからではないかと思います。
その低速、中速の良く燃えてる”勢い”が高回転まで引っ張ってくれているから
ではないかと思うんですが、どうでしょう?
この辺の話はカムシャフトのバルタイと被る部分が多いと思うのですが、今回は点火の話と言う事で、バルタイの話は又後日にさせて頂きます。
(私が手書きのカムのプロヒィールの画像を用意するつもりでいます。
これはまだ誰も公表した人が居ないのでは?)
まあ、何を言いたいのか?と言うことについては、私も全然判っていないけれども低中回転はフルトラ、高回転はCDIが良いのかな?
と言うことで勘弁してやって下さい!^_^;(凄い簡単な”落ち”になっちゃいました...)