カムシャフトのプロフィールを計測しています。
garage nakamuraです。
RB26改RB28に使うカムシャフトのプロフィールを計測しています。
私のRBエンジンに対してのカムのプロフィール計測の場合は ↑ の画像の様にヘッド単体の状態で取る様にしています。
ヘッドは何も組み込んでいない状態で、計測するバルブリフタ-ホールにリフタ-を入れます。
そして、カムシャフトをセットしてカムキャップを取り付けます。
これで、リフタ-は落ちませんね!笑)
その後、ヘッドを裏返しにしてバルブを燃焼室側からバルブガイドに差し込めばOKですね?
画像でもバルブが見えると想いますが、可也出っ張って見えますよね?
これは、ノーマルバルブではなくて、FJ20 のインテークバルブなんです。
何故かと言うと、RB26のバルブよりも全長が長いので計測するのにちょうど良いんですね!(^^)
カムシャフトの総ての動きを見たい訳ですから、バルブがバルブシートに当たってしまっては見えなくなってしまいますからこう言う状態で見たい訳です。
それに、有る程度の重さがバルブリフタ-に掛かっていないと、カムの動きがきちんとバルブに伝わりませんね?
で、ここまでセット出来たら、カムシャフトのセンターに合わせて分度器を取り付けます。
自分で見やすい位置に合いマークを持って来て、ダイヤルゲージをセットして計測開始と言った感じです。
この計測方法ですと、力がまったく要りませんし、好きな所で止められますから、凄く楽だと想いますよ。
計測しながら、メモに取って置いて、後からグラフに書き直せばプロフィールグラフになる訳ですね!
その時に、そのままの角度数を書き込めばカム自体のグラフになりますし、
クランク角度に対するカムの動きを確認したいので有れば、リフトあたりの進む角度を2倍にしていけばクランクの動きに対してのバルブのリフト具合が書ける訳です。
興味の無い方には 犬が星を見ている状態 だと想うのですが...^^;
ヘッドもブロックに組み付けた状態でカムのプロフィールを見ようとすると?
RBエンジンの場合は、カムとリフタ-の隙間が狭いので計測がやりずらいですよね?
それに、バルブスプリング等も組み込んだ状態でクランクを回して見ていると、中々自分の想った所で(リフトした所で)止まってくれないでしょう?笑)
この方法だと、バルブとリフタ-1個ずつの重さしか掛かっていませんからどこででもカムが止まります。
この方法で、プロフィールを見ておけば、本組みした際にバルタイを決める時もトップセンターで決められますから、
その状態ならば、ダイヤルゲージの針をリフタ-にセットするのも簡単ですね!簡単でしょ!?(^^)v
RB等のツインカムヘッドならば上記の方法で見れますが、L型はちょっと無理ですね...
ちなみにA型エンジンの場合は、ブロックにバルブリフタ-をセットしてカムシャフトを組んで、
カムのセンターに分度器をセットすれば計測出来ますね!
当然、プッシュロッド等をセットしてそこにダイヤルゲージをセットすれば?
カムリフト(プロフィール)が見れる訳です。
それをグラフ化したい場合には、ロッカーアーム比(ノーマルは1.44でしたっけ?笑)を掛けた数字を入れていけば(バルブリフト)良い訳です。
昔有った、オプションの1.5のレバー比のロッカーアームを使うと?
同じカムでもバルブのリフト量が違ってくる訳ですから、
それは、カムのプロフィールが違ってしまうと言う事になってしまいますよね?...
この辺が、直打式とロッカーアームとの違いなんでしょうけども、奥が深いと言われている部分でも有るんでしょうね!(^^)
それでは、この辺で...
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