クランクシャフト | garage-nakamuraのいやはや速い!

RB26のクランクシャフト加工

garage nakamuraです。

RB26クランクシャフトオイル穴プラグ部分の ねじ切り 加工です。

クランクは純正のノーマル品です。

 

エンジンのオーバーホールでお預かりしている物なのですが、

程度は良くて、再使用に関しても問題無いので洗浄の前にメクラ栓を抜いているところです。

 

ノーマルのクランクのオイル穴はH型なので子メタル側(アーム部分)にメクラ栓が打ち込まれています。

A型やL型(LDエンジン等)オイルメンテも余り良くなくて走行距離の

多いエンジンは、ここのメクラの奥にオイルがヘドロの様に固まって詰まって居た事が何度かありました。

さすがにRB26では見た事が無いですが...笑)

 

このメクラ栓は普通は取れないでしょうし、実際 私も今まで外れてしまったと言う事は無いのですが、

洗う時もやり難いですし 何よりもしっかり汚れやゴミを取り除けた!

と言う安心感がほしいじゃないですか!?笑)

 

ドリルで揉んで取るのですが、下穴用にポンチでちょっと打っただけでメクラ栓が沈んで行ってしまうんです。

やっぱり これでは心配になりますよね?...

メクラ栓よりも一回り細いドリルで穴を開けて行くと、

アルミ製のメクラがドリルにくっ付いて抜けて来ます。

これは純正部品として新しい物が販売されているのですが、

私は もし外れてしまったら?

と考えると気持ちが悪いので、ここから ねじ切り加工 をしています。

画像のようなメクラ栓が6個付いています。

今回はここまでで、ねじ切り タップ加工は次回に書かせて頂きます。

 

それでは、この辺で...

質問や判らない事が有る方はお気軽にメールを送って下さい。

自分の想いを伝えたいならば

正々堂々と真正面から向き合うことが大切な事なんだと感じています。

どうぞご理解のほど、宜しくお願いします。

 

管理人にメール の欄からアドレスを変更して頂ければ私に届きます。

(迷惑メールが多いのでご協力お願い致します)

 

メールを送って頂く際に、大まかな住所(市名や町名など)と、

お名前(苗字だけでも)くらいは教えて欲しいです。

例えば 茨城県常総市の中村と申します。とかね...笑)

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クランクの熱処理深さは?

garage nakamuraです。


画像はクランクシャフト の熱処理での硬化層の深さが判る様に撮ったのですが判りますかね?

画像が悪くて見えね~よ!と言う方がいらっしゃるでしょうからちょっと説明させて頂きますね。^^;


このクランクは、RB26の純正品です。

7番ジ ャーナルから切断したものです。


フライホイールを加工したりする時に便利な様に旋盤にくわえる時に7番ジャーナルを残して切断して、

切断面を整える為にフライホイール側からくわえて端面を削って有ります。


ほぼ真上からの撮影になっていますが、大きい外周がフライホイールが付く部分ですね。

で、その内側の部分が今回のお題の部分です。


外側から数ミリの部分とその内側(中心に向かって)色が変わっていますね?

外側の方がって居て、その内側はっぽく見えて居ると思いますがどうですか?


旋盤の超硬バイトで削ると、本当に硬い部分が画像の様に光って削れる場合が有ります。


内側のちょっと白っぽい部分は硬さ的には外側よりもらかくなっていると想像出来ますし、

実際に削ってみてもそう言う手応えになります。


このって居る部分が熱処理で焼入れをしたクランクジャーナルの硬化層部分です。


この熱処理された硬い硬化層の部分とその内側の柔らかい(硬化層部分よりはと言う意味です)部分でクランクシャフトが成り立っています。


表面の硬い部分はブロックやコンロッドのメタル関係と直接接する部分ですから(間にオイルが入りますが)硬く変形せずに又、磨耗も少なく成る様に、硬く変形しにくい様に硬度を上げて有る訳ですね。


しかし、クランク全体がまったく変形しない様に総て硬くしてしまうと?...


はい、そうですね!折れやすくなってしまいますね!

ただ硬いと言うのは、裏を返せば もろい と言う事に成る場合も有ります。

それを緩和する為に

ジャーナル部分等は変形しない様に硬度を上げて作っておいて、それでもクランクシャフトには曲げやねじり等、とても大きな力が掛かりますから、たわんでその力を逃がすように柔らかい部分も残して有る訳です。


変形しない様に 剛性(ごうせい)を持たせて作っては有りますが、先程も書いた通り、強大な力が掛かりますからある程度の変形はします。

その変形を元の形に戻そうとする力が 強度 になって居る訳ですね。


変形し難さが 剛性 で、元の形に戻ろうとする力が 強度 という感じで捉えて貰って良いと思います。

ここの部分大切な事なので今日何度も言っときます!<一度だけですが...^^;


エンジンを含めパーツの話の際によく 剛性 と言う言葉が出ますが、剛性だけでは無くて、強度の部分も忘れてはいけないと感じています。


最後にもう一度、画像を よ~く見て貰いたいのですが、 層の深さが微妙に違って居る事に気が付きましたか?

上側と下側を比べると良く判りますよね?微妙に光って居る部分(硬化層)の厚みが違いますね!


当たりハズレかと聞かれれば、これはハズレですね!(^.^)


それでは、この辺で...

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