RB26 26万キロでエンジン開けます その2です。
garage nakamuraです。
26万キロ走行のRB26のエンジン開けます その2です。
エンジン分解の前に水周りの出口を塞いでエアーで圧を掛けながら、
漏れの場所が見つからないかと探って診たのですが、
どうにも漏れ出して来ない様で見つかりませんでした。
実際に運転状態の油圧以上に圧を掛けても漏れて来ないのですから、
熱 も関係しているはずですね?...
ま、良いか!?という事で分解貸開始でヘッドを はぐって、
ガスケット剥がして水穴の周りを よ~く確認してみると?
あ~あ、やっぱり入っちゃってますね!クラックが...
こちら
で、排気側のヘッドボルト7本のうち5本の部分にクラックが入っていました。
両端は入っていないようです。
インテーク側には全然有りませんでした。
前回のノーマルガスケットからメタルガスケットに交換する際には
よく確認したのですが、クラックは有りませんでした。
ですから、クラック発生はメタルガスケットに交換した後に発生したと想われます。
ブカブカのノーマルガスケットだから、そこが逃げ場になってクラックは避けられていたんでしょうね。
今回はメタルガスケットでギッチリ締め付けて有りましたから、逃げ場が無くてクラックと言う流れだと...
と、ここで 締め付け方が悪い からクラックが入ったんじゃないの?と勘ぐる人も居るでしょう?
残念ながらそれは無いでしょう...笑)
プロだから当たり前と言われればそれまでですが、今までも何基も(RBに限らず)組んでいますし、
締め付け方が悪くて今回の様になった事は有りませんし、
よく他の方のブログで見かける様なやり方はやっていませんし、
締め付けトルクにしてもそんなに強く締めていません。
強く締めれば抜けないと言うのは 迷信と言いますか、誤解ですね。(^.^)
メタルガスケットに交換後 暫くは問題無く乗れていた事が何よりの事実かなと考えて居ます。
(別にここで言い訳しているのでは無いですよ!笑)
で、上の画像なのですが 1枚目の画像のクラックでは冷却水にオイルは回りませんね?
ヘッドボルトの両側がウォ-タージャケットですからね!
冷却水にオイルが回る原因は2枚目の画像のクラックです。(今回のブロックの場合)
ヘッドボルトの穴の左側の穴がヘッドからのオイルの戻りになっています。
で、ヘッドガスケットのシール穴になっている部分が楕円形?になっていてヘッドボルトの穴も一緒にシールしていますよね?
ですからここのヘッドボルトはオイルが回っている部分になります。
右側のウォ-タージャケットとはシールリブで繋がっていないのですが、
エンジンが運転状態になって温度が上がって来るとブロックが膨張してオイルが水の方に流れたんでしょう。
ただ ここは直接油圧の掛かる場所では無いのですが、ヘッドのカムジャーナルの圧力が関係していると想います。
ではなぜ、クラックがはいったのか?
ガスケット交換後 暫くは問題無かったのに?
その辺の経過について私の考えを次回書かせて頂きます。
私なりにはちゃんと説明の付く考察が出来ているので...(^^)v
それでは、この辺で...
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